秋のアレルギーの原因とは?2つの可能性はコレ!
「秋になって鼻水やくしゃみが続いてしんどい・・・」
私も秋の時期にはこんな症状が続きます。「どんな原因があるのだろう?」としばらくの間悩んでいました…
秋は猛暑が終わって、一見最高の季節かと思いきや良いことばかりではありません・・・それは、
秋はアレルギーが多発する季節
だからです。
アレルギー症状が続くと日常生活に支障が出るので、原因を知って対策に繋げていきたいですよね。そこで今回は秋のアレルギーの原因についてお伝えしていきます。
■秋のアレルギーが起きやすいのはどうして?
秋のアレルギーの原因はどういったことが考えられるのでしょうか?それは・・・
- 秋の花粉症
- ダニアレルギー
の2つ。どちらも秋特有のものです。
どちらもあまり馴染みがないものかもしれません。しかし、これらは鼻水・くしゃみ・目のかゆみといった厄介なアレルギー症状を引き起こすのです。
これらについて1つずつ詳しく見ていきましょう。
原因①:秋の花粉症
花粉症というと春のイメージがありますが、実は秋も花粉症の起こりやすい季節。
秋の花粉症の主な原因となるのはブタクサ・ヨモギ・カナムグラといった植物です。これらの植物は繁殖力が強く、全国の道端や荒れ地、土手などに群生しています。
春の花粉症と違うのはこれらの原因となる植物の飛散範囲が狭く、群生している場所から数10m程度しか飛ばないということです。そのため、原因となる植物にさえ近づかなければ比較的楽に花粉症の症状を抑えることができます。
⇒ 秋の花粉症時期は?いつからいつまでかを種類別に紹介!
もし近くにこうした植物がないのに症状が出るようであれば、もう一つの原因が疑われるかもしれません。
もう一つアレルギーの原因は家の中にあります。
原因②:ダニアレルギー
ダニアレルギーは一年を通して見られる症状ですが、特に秋に症状が出やすくなるのには理由があります。
ダニは高温・多湿の気候を好むため、ダニの繁殖のピークは夏です。ダニの寿命は2~3か月程なので、夏に繁殖したダニが秋になって寿命を迎え、家の中にはダニの死骸や糞が増える状態となります。
つまり、ダニが生きている間のみに被害が出るだけでなく、
死骸や糞がアレルギーの原因
ということ。ダニの死骸や糞は細かくなって空中に浮遊するため、それを吸い込むことでアレルギー症状が発症してしまうのです。
高温多湿の夏はダニの繁殖に気をつけなければいけませんが、涼しくなった秋も油断はできません。ダニの死骸は部屋のホコリに交じっていますので、こまめに掃除することで除去をしていきましょう。
また、干した布団の表面にもダニの死骸が付着してきますので、取りこむ時には掃除機をかけるようにしましょう。
ここまで秋のアレルギーの原因をご紹介してきましたが、思い当たるものがあったでしょうか?
徹底的な対策のためには自分が何のアレルギーを持っているかを特定することが大切です。そこでアレルギーの原因を特定する方法についてもご紹介していきますね。
■アレルギーの原因を特定するには?
アレルギーを特定するのに有効なのは血液検査です。
今回ご紹介してきたような秋に強く症状が出る場合には、花粉症かダニアレルギーの可能性が高いです。
血液中のIgEというタンパク質によって、何に対してアレルギーがあるかを調べることができます。アレルギー検査は項目数によって費用が変わりますが、保険適用されるので検査自体は高額なものではありません。
3割負担の場合の費用の目安をご紹介しますね。
1種類だけを調べるのであれば、約760円です。ある程度アレルゲンに察しがついている場合にはこちらでもよいでしょう。
10項目を調べる場合には約3,770円かかります。原因が何かわからない、他にもアレルギーがないかを調べたいという場合には、こちらの方がよいでしょう。
この他に初再診料や処方料(薬が処方される場合)が別途必要となります。大体1週間程で結果がわかるので、アレルギーの疑いがある方は一度検査を受けてみるとよいと思います。
医療機関は何科に行けばよいのでしょうか?それは…
- 鼻の症状が強ければ「耳鼻咽喉科」
- 目の症状が強ければ「眼科」
に行くことをおすすめします。検査を受けられるとともに、適切な薬の処方もしてくれますよ!
■まとめ
秋のアレルギーの原因について振り返っておきましょう。
◎ 秋の花粉症
◎ ダニアレルギー
どちらも秋になると症状が出てきます。外に出ると症状が強くなる場合は「秋の花粉症」、家の中にいると症状が強く出る場合は「ダニアレルギー」である可能性が高いです。
どちらか分からないという場合には、血液検査によって原因が絞り込めます。まずは自分の原因が何かを把握して、対策を立てていきましょう!
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