体温が34度台って病気?考えられる原因とは!

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「体温が34度台なんだけど、何かの病気?」

私の友人の平熱が34度台です。自覚症状で問題となることはないものの、本当に大丈夫なのかなと思っているとのこと(^^;)

体温が高いメリットはたくさんありますが、体温が低いメリットはないのが悲しいところ…

 
特に女性は体温が低い人が多く、多少体温が低い分には体の重大な異常というわけではありません。しかし、34度台の低体温だと特に自覚症状はなくても、不安になってしまうもの。

そこで気になるのが・・・
病気が原因なのか?他に原因があるのか?

この答えについて検証していきますね(^^)

そこで今回は体温34度台の場合に考えられる病気や原因について見ていきましょう!

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■体温が34度台で病気の場合

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体温が34度台の場合に、まず考えられるのはどんなことでしょうか?それは・・・

低体温症

低体温症は原因となる他の重篤な疾患を抱えている場合が多いです。そのため、見逃すことのできない症状であると言えます。

低体温症の原因として考えられる病気には、次のようなものがあります。


低体温の原因となる疾患

【熱産生が低下する疾患】
・低栄養
・下垂体機能低下症
・甲状腺機能低下症
・がん

【温度調節機能が低下する疾患】
・自律神経失調症
・低血糖
・脳血管障害
・薬物中毒

 

これらの疾患がある場合、病気自体を治療する必要があります。病気を治療することによって、低体温の解消につながる場合が多いのです。

 
しかし、病気ではないのに体温が34度台という場合もあります。どういった原因の可能性が考えられるのでしょうか?

次の章で見ていきましょう!

 

■病気でない場合考えられることは?

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病気でない場合には、どんな原因が考えられるのでしょうか?それは・・・

  • 低血圧
  • 生活習慣の乱れ
  • 筋肉量が少ない

3つの原因それぞれについて見ていきましょう!

① 低血圧

低体温の人は大抵低血圧でもあります。

血圧が低いのは、血液を押し出す力が弱いということ。手足の先まで血液が届きにくくなり、低体温の原因になります。

特に低血圧は女性に多いのが特徴。それは、女性ホルモンが血管を拡張する作用があるためです。

血圧が極端に低い場合は、複数の原因が重なっている場合があります。その場合には、こちらの記事もご参照くださいませ。
⇒ 血圧の上が80台で低い!女性特有の原因はこの3つ!

 

② 生活習慣の乱れ

病気以外の低体温の原因の2つ目は生活習慣の乱れ

具体的な習慣を挙げてみました!


<生活習慣の乱れの具体例>

・過剰なダイエット
・冷暖房の使い過ぎ
・体を冷やす食べ物の摂りすぎ(夏野菜など)
・薬の飲みすぎ
・運動不足
・喫煙

 

上記のような原因によって、体を冷やすことや血行の悪化を引き起こすのです。

特にこれらの原因が重なると、低体温体質になりやすいのでご注意を!
 

③ 筋肉量が少ない

病気以外の低体温の原因の3つ目は筋肉量が少ないこと。

筋肉は人体で最も熱を産生させる器官です。

特に、女性が低体温になりやすいです。それは、一般的に男性と比べて筋肉量が少ないことに原因があるから。

筋肉量が少ないと、血流を身体の末端まで行き渡らせる働きが悪くなるのです。体温のみならず基礎代謝まで下がってしまいます。

 
こういった3つの状態が重なると、日常的にも問題が生じます。それは、疲労感だるさが起こりやすくなるのです。

だるさを感じることが多いという方は、下記もご参照くださいませ。
⇒ 体温が低いのにだるいのはなぜ?3つの原因はコレ!

 
このように体の様々な要素が関係している低体温ですが、近年では平熱が34度台という人が急増しているのはご存じでしょうか?

それには現代人の生活の変化に大きな関係があるのです。

次の章で詳しく見ていきましょう!

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■体温が34度台の人が急増中?

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50年前の日本人の平均体温は36.9度でした。しかし、今では34度台の人も結構いるのです。

それにしても、34度台は非常に低い体温ですよね(^^;)

大きな原因が次の2つ。それは・・・

  • 運動量が大幅に減少した
  • 体を冷やす食べ物の摂取が増加した

それぞれについて見ていきましょう!

① 運動量が大幅に減少した

1つ目の原因が運動量の大幅な減少。

現代人の生活は、とても便利になりました。

電車・車・エレベーターなどが普及して歩く機会が大幅に少なくなったのです。また、デスクワークの仕事の人も増え、全般的に運動不足の人が増えているといえます。

その結果、筋肉量の低下が顕著に起こるようになったのです。
 

② 体を冷やす食べ物の摂取が増加した

2つ目の原因が体を冷やす食べ物の摂取が増加したこと。

夏の食べ物は体を冷やす作用を持つものが多いです。今は流通が発達していて、夏以外にも夏のものが食べられるようになりました。

例えば、夏野菜であるトマト・なす・きゅうり、また夏の果物であるキウイ・グレープフルーツなどは体を冷やす作用があります。

一昔前はこれらの食べ物は季節の食べ物でしたが、今では一年中口にすることができるようになっています。

夏以外に夏の食べ物を食べ過ぎることによって、低体温体質を作ってしまうのです。

 
そうはいっても、「どうにかして体温を上げる方法はないの?」って思いますよね(^^;)

体温が34度台でお悩みの方に、低体温を解消する対策をご紹介していきましょう!

 

■34度台から体温を上げるための方法

病気でないのに体温が34度台の場合には、生活習慣の改善が必要です。

体温を上げるための4つの方法をご紹介します。

【対策①:運動の習慣】

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人間の体温の約40%以上は筋肉の運動によって生成され、血液は筋肉によって全身に送り出されるため、運動は低体温改善に欠かせない方法の一つです。

定期的な運動の習慣をつくるにはウォーキングがオススメ!

目標を決めて歩くのも良いですし、買い物などのついでに多めに歩いてみるなど、ウォーキングは無理なく気軽に取り入れることのできる運動です。
 

【対策②:湯船に浸かる】

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一人暮らしの人などは、湯船につからずシャワーだけで済ませるという人も多いかもしれません。

しかし、シャワーだけでは体の芯までしっかり温まることができません。そのため、特に低体温の方は湯船に浸かる時間を取るようにしましょう。

また、半身浴にすると、心臓に負担をかけず長い時間浸かることができるので、効果的に体を温めることができます。
 

【対策③:十分な睡眠】

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人の体は昼に体温が上がり、夜に下がるようにできています。しかし、睡眠不足が続くとこの体内リズムが乱れ、体温が上がりにくくなってしまうのです。

睡眠はできれば7〜8時間とって、体温を調整する体の働きを整えるようにしましょう。
 

【対策④:体を温める食べ物】

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夏野菜や南国系の果物などは体を冷やす作用がありますので、食べ過ぎには気を付けるようにしましょう。

体を温める食べ物として特にオススメなのが生姜!

色々な料理に取り入れられる食材なので、ぜひ普段の食事に取り入れてみてください。

生姜の効果を手軽に手に入れたい方は、こちらの記事もご参照くださいませ。
⇒ 温効生姜の実体験レビュー!?実際に飲んでみた効果とは!

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■まとめ

体温が34度台である原因についてもう一度振り返っておきましょう。

<病気の場合>
◎ 熱産生が低下する疾患⇒ 低栄養・下垂体機能低下症・甲状腺機能低下症・がん
◎ 温度調節機能が低下 ⇒ 自律神経失調症・低血糖・脳血管障害・薬物中毒

 

<病気ではない場合>
◎ 低血圧
◎ 生活習慣の乱れ
◎ 筋肉量の低下

 
最近は低体温の人が増えてきており、平熱が34度台の人も見かけるようになっています。病気じゃないから安心と思うのは禁物!

実際体温が低いと、基礎代謝が低くなる・冷え性になりやすい・だるさや疲労感を感じやすいといったデメリットばかりなのです。

そのために自分がどういう原因なのかを知っておくだけでも、今後の対策になると思うので、一度自分の生活を振り返っておきましょう!

低体温だと血糖値が上がりやすくなります。血糖値が高い方は、こちらの記事もご参照くださいませ。
⇒ 低体温だと血糖値上昇につながりやすい!?その原因がコレ!

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