体温が40度以上だと体に障害が出る?その答えとは!
「体温が40度以上だと、体に障害が起きるの??」
私は過去に40度以上の熱が出たことがあります。さすがに40度という数字には、ビックリしましたΣ(゚Д゚)
その後は熱が下がり、障害や後遺症が出ることはありませんでした。
ただし、ここまでの高熱が出ると、体が大丈夫なのか心配になった記憶があります。もしかすると、何らかの障害が起きる可能性があったのか疑問に感じたのです!
そこで気になるのが・・・
40度以上だと障害が起きるのかどうか
高熱によって、体がどんな状態になるのかをお伝えしていきますね(^^)
今回は体温が40度以上だと障害が起きるのかどうかについて見ていきましょう!
■体温が40度以上だと障害が出る?
体温が40度以上になると、体に何か障害が出るのでしょうか?その答えは・・・
熱だけで障害が出ることはない
高熱によって脳への影響が起こるという説を聞いたことがあるかもしれません(^^;) 脳への影響は問題ないのでしょうか?
実は、熱そのものが脳に影響するわけではありません!
高熱の他に、脳への影響が起こる疾患を合併しているからなのです。例えば、髄膜炎や脳炎といった疾患を合併した場合に、脳に障害が出る可能性があります。
この時には高熱が伴うことが多いため、つい高熱のせいだと思われがち。しかし、脳に障害が残るのは脳で炎症が起きたためであって、高熱が主な原因ではないのです。
高熱=悪いことと捉えがちですよね(^_^;) しかし、必ずしもそうとは限りません。
高熱が出ることは、体にとってとても大切な役割があるのです。
どういったことなのか、次の章で詳しく見ていきましょう!
■40度以上の高熱が出るのはどんな状態?
40度以上の高熱が出るのは、体がどんな状態なのでしょうか?それは・・・
病原体と必死に闘っている状態
高熱が出るのは、体の免疫機能が活発に働いている証拠!
体温を上げることによって、病原体が活発に増えるのを抑えているのです。病原体を退治するための生体防衛反応とも言えます。
細菌やウイルスは一般的に熱に弱く、40度以上の体温になると多くが死滅していきます。
40度以上の高熱が出ているということは、病原体を退治するために体が必死に働いているということなのです。
病原体が熱を発生させていると思っていませんでしたか?
実は私も体の仕組みを学ぶ前は、そう考えていました(^^;) 実際に発熱をさせているのは、病原体そのものではなく、病原体を追い出そうとする体の働きなのです!
熱が出ている時には、体調が辛いですよね。解熱剤などによって熱を下げて、無理して働く人などもいます。
ただし、解熱剤などで熱を下げると、体の生体防衛反応を弱めることにもつながるということを覚えておきましょう!
病原体を早く退治するためには、解熱薬を飲まず安静にすることが近道なのです。
熱が40度を超えて安全な場合ばかりではありません。危険な場合もあるのです。
それがどんな場合なのかを次の章で見ていきましょう!
■どんな場合だと危険!?
高熱そのものが原因で、脳に障害が起きることはありません。
しかし、高熱に伴って次のような症状がある場合は危険!脳に何らかの悪い影響が出ている可能性があります。
具体的には、次のような症状がある場合です。
- 視線が合わない
- 意味不明な言動がある
- 意識が朦朧(もうろう)としている
- 幻覚がある
- 痙攣している
40度超えていて上記のような症状がある場合には、すぐに医療機関に行くようにしましょう!
単なる風邪だと思っていても、実は脳症など他の症状に発展している可能性があります。放置しておくと、後遺症が残る可能性も否定できません。
少しでも不安を感じたら、医療機関で検査を受けるようにしましょうね!
■まとめ
体温が40度以上だと体に障害が出るのかを振り返っておきましょう。
熱だけで障害が出ることはない
高熱そのものが原因で、体に障害が起きることはありません。
ただし、脳炎や髄膜炎といった疾患を合併している場合には、脳への影響が起こる可能性があります。この時には40度以上の高熱が伴うことが多いのです。
そのため、視線が合わない・意味不明な言動がある・意識がはっきりしていない・幻覚がある・痙攣しているといった症状がないかをチェックしましょう!
私が過去に40度以上の熱が出た時には、言動や挙動に問題は出ませんでした(^^) それでも不安があったので、医療機関に行って診察を受けました!
異常な言動や挙動がなくても、少しでも不安を感じたら医療機関に行くようにしましょうね!
タグ:体温