スギ花粉とヒノキ花粉の症状!違いはどういったこと?
「スギ花粉とヒノキ花粉って何が違うの??」
春になると花粉症に悩まされる方も多いはず。私もその一人(^^;)
多くの人が反応してしまうスギ花粉ですが、実はヒノキ花粉にも反応している可能性があるんです。
春の花粉症で代表的なスギ花粉とヒノキ花粉。片方の花粉に反応する場合のみならず、両方の花粉に反応する場合があります。両方に反応する場合は、花粉症に悩まされる期間が長いため非常に厄介です(-_-;)
スギ花粉とヒノキ花粉は原因となる花粉が違うのはもちろんですが、他にどういった違いがあるのでしょうか?よく似た二つの花粉症ですが、それぞれ異なる点もあります。その中で特に気になるのが・・・
スギ花粉とヒノキ花粉の症状の違い
それぞれの花粉の特徴を知っておくことで、適切な対策がしやすくなります。
今回はスギ花粉とヒノキ花粉の症状の違いについてお伝えしていきますね。
■スギ花粉とヒノキ花粉の症状に違いはあるの?
スギ花粉とヒノキ花粉の症状に違いはあるのでしょうか?その答えは・・・
大きな違いはない
どちらも、症状は鼻水・鼻づまり・くしゃみ・目のかゆみ・充血・涙目と基本的には同じです。ですが、両者にはそれぞれ次のような傾向があります。
- スギ花粉症:鼻の症状(鼻水・鼻づまり・くしゃみ)が強く出やすい傾向
- ヒノキ花粉症:目の症状(かゆみ・涙・充血)が強く出やすい傾向
ただし、症状だけでどちらかを見極めるのは、専門家であっても困難な場合が大半です。
また、どちらの花粉症の方が症状が辛いのかということも気になりますね。花粉症というのは自身の体の免疫反応であり、反応の強さは人によって異なります。そのため、一重にどちらの方が症状が重いと言うことはできません。
このように症状がとても似ている二つの花粉ですが、花粉そのものは大きさもタンパク質の構造も異なる別の植物です。
スギ花粉症かヒノキ花粉症のどちらかのみであれば、両方の花粉を吸い込んだとしても症状が出るのは片方のみ。しかし、どちらも当てはまれば、スギとヒノキの両方の花粉に対して症状が出ることになります。
症状だけでは見分けることの難しいこの二つの花粉症。ですが、飛散時期には少しズレがあるため、症状が出る時期によってある程度判別することもできます。
続いて、スギ花粉とヒノキ花粉の飛散時期の違いについて見ていきましょう。
■スギ花粉とヒノキ花粉の時期の違いとは?
スギ花粉とヒノキ花粉の飛散時期には少しズレがあります。それぞれの飛散時期は・・・
- スギ花粉の飛散時期:2~4月
- ヒノキ花粉の飛散時期:3~5月
スギ花粉はヒノキ花粉に比べて早く飛散が始まるので、早く症状が出てくれば、スギ花粉症の可能性が高いというわけです。遅ければヒノキ花粉症の可能性が高いです。
ただし、安易に時期だけで判断することには注意。スギ花粉症患者の7割がヒノキ花粉にも反応を引き起こしてしまうのです。つまり、スギ・ヒノキ両方の花粉症がある人も多いということ。
両方の花粉症がある場合、3か月程度も花粉症に悩まされる可能性があるため、辛い期間が長く続きます(泣)
両方に反応する場合でも、比較的どちらの方が症状が強いというように差が出ることもあります。あなたがスギあるいはヒノキの花粉症を持っているかを知るには、耳鼻咽喉科などで血液検査や皮膚反応テストといった検査を行うことです。
自分がスギもしくはヒノキの花粉症があるのかを知っておくことで、その時期に合わせた対策ができます。気になる方は、はっきりさせておきましょう!
■まとめ
スギ花粉とヒノキ花粉について振り返っておきましょう。
大きな違いはない
しかし、それぞれの花粉症の傾向として・・・
◎ スギ花粉症:鼻の症状が強く出やすい
◎ ヒノキ花粉症:目の症状が強く出やすい
症状には個人差があるので、一概に症状だけでどちらの花粉症かを見極めるのは非常に困難です。
しかし、スギ花粉とヒノキ花粉の飛散時期には少しズレがあり、スギ花粉の飛散時期は2~4月、ヒノキ花粉の飛散時期は3~5月です。どちらの花粉症の可能性が高いかという程度であれば、おおよその推測は可能です。
ただし、スギ・ヒノキ両方の花粉症がある場合は、両方の花粉に反応するのでご注意を!
私は今のところ、時期的にヒノキ花粉症はないと思われますが、今後ヒノキ花粉にも反応し始めるかもしれません。そうすると、辛い症状が3か月程度も続くので、ちょっと怖いです^^;
スギ花粉とヒノキ花粉についての知識を頭に入れて、早めの対策を心がけていきましょう。