花粉症で気管支炎に!?薬は必要?

SAYA160105202992_TP_V
花粉症というと、目のかゆみ・鼻水・くしゃみなどの症状で苦しめられるものの、そんなに深刻な病気ではないというイメージがありますよね。

ところが花粉症によって更に重い症状につながることもあります。それは…

気管支炎になる可能性がある

ということ。気管支炎とは、気管支の粘膜に炎症が起こり、咳・痰・発熱といった症状が出る病気のことです。

気管支炎というとウイルスに感染したときや喫煙などが原因なのでは?と思いますよね。実は花粉でも起こりうるんです!

花粉症なのに「なぜかずっと咳が止まらない…」というあなたに、是非今回の記事を見ていただきたいと思います。今回は花粉症による気管支炎の対策についてご紹介していきます。

スポンサードリンク


■花粉症による気管支炎は薬が必要?

illust328
意外なことかもしれませんが、花粉症の症状の一つとして、咳も含まれます。スギ花粉が原因でアレルギー性気管支炎の咳症状が出ることもあるのです。

アレルギー性気管支炎の症状が長引くと、喘息などの重い症状に繋がる恐れがあります。そのため、ただの花粉症の症状だからと放っておくことはできません。

薬による治療が必要となりますが、抗アレルギー剤気管支拡張剤で咳を止める治療が主となります。

≪抗アレルギー剤≫
抗アレルギー剤は体内でアレルギー反応を起こす原因となるヒスタミンを抑える働きをします。「アレグラ」などの薬を処方されることが多いです。

≪気管支拡張剤≫
気管支拡張剤は狭くなっている気管を広げて、呼吸をしやすくしたり、咳を出にくくする目的があります。「メプチン」という内服薬や、外用薬の「ホクナリンテープ」を処方されることが多いです。

それでは実際にどのような症状が見られる場合に、気管支炎が疑われるのでしょうか?

続いて気管支炎の症状を見ていきましょう。

 

■花粉症による気管支炎の症状とは?

004542.smpl
気管支炎の特徴としては、初期症状は渇いた咳が見られ、進行すると「ゴホゴホ」と湿り気を帯びた咳に変わるということがあります。

風邪と間違えやすい症状でもあるので、注意が必要ですよ。風邪とは違って放置していても治らないです。

気管支炎が疑われる症状として以下の点を目安にすることができます。

<気管支炎の症状>
・夜間から朝方の空咳が2週間以上止まらない
・薬が切れると咳が止まらない
・喉の奥がムズムズする

風邪と大きく異なるのは、症状が長引くことです。風邪薬が効かない場合や咳の症状が一向に回復しない場合には自己判断せず、すぐに病院にかかるようにしましょう。

続いて気管支炎の苦しい症状を和らげるために自分でできることについてもご紹介します。病院での治療と共に、苦しい時期を乗り切るために覚えておくとよいでしょう。

スポンサードリンク


■気管支炎の症状を軽くするには?

148084
咳をし続けていると眠れなかったり、体力を消耗してしまい、他の病気にかかるリスクも高まってしまいます。

気管支炎の根本治療の他にもできるだけ症状を軽減できたらいいですよね。そこで、気管支炎の症状をできるだけ軽くするためにできること2つをご紹介します。

【方法①:水分補給】

気管支炎になると、気管支の壁が炎症で厚くなることで、空気の通り道が狭くなってしまいます。そうなると、体は淡を出したくても、なかなか出しづらいということになるわけですね。

そこで、気管支炎の時には水分補給を心がけることで淡を出しやすくする効果があります。水分補給はお茶やイオン飲料などで補給するようにしましょう。
 

【方法②:湿度を一定に保つ】

空気が乾燥すると、喉の粘膜が刺激を受けて咳が出やすくなるため、部屋の湿度を調整することで咳の症状を軽くすることができます。

生活する上で一番快適と言われている湿度は40~60%です。加湿器などを使えば簡単に湿度を調整することができるので、適切な湿度を保ち、喉に優しい環境を作りましょう。

 

■まとめ

花粉症で気管支炎が起こる場合の対策についてもう一度振り返っておきましょう。

花粉症で気管支炎になった際は、薬による治療が必要です!それは、風邪と違って放置をしても治癒しないからなんですね。

薬は抗アレルギー剤気管支拡張剤による治療です。抗アレルギー剤は体内のアレルギー反応を抑える働きがあり、気管支拡張剤は気管を広げて、呼吸をしやすくする働きがあります。

薬の他にも日常生活での注意ポイントがあるので、下記を実践していきましょう!

  • 水分補給
  • 湿度を一定に保つ

要は喉を乾燥させない環境づくりが大切なんですね。

花粉症の時期で目のかゆみ・鼻水・くしゃみの他に、咳や淡がたくさん出るなど感じた場合は、気管支にもアレルギー性の炎症が起きているかもしれません。今まで何ともなかったのに、花粉症の時期になったら急に…という場合には、早めに治療を受けるようにしましょうね。

(Visited 1,772 times, 1 visits today)

スポンサードリンク


コメントを残す

CAPTCHA


サブコンテンツ

このページの先頭へ