インフルエンザの症状!子供が注意すべきことは?

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寒くなってくる季節、お鍋やシチューなど温かいお料理が恋しくなりますね。

冬に旬を迎える食材の登場も待ち遠しいものですが、同時に感染症の流行も、ある意味「冬に旬を迎える」とも言えます。

冬に流行のピークを迎える感染症、その代表はやはりインフルエンザです。

インフルエンザの主な症状は、高熱や倦怠感に加え、間接や筋肉の痛みが挙げられますが、もっと恐ろしいのはインフルエンザ諸症状の悪化から合併症を併発してしまう場合です。

重度の合併症の場合には命に係わる事態も考えられるため、まずは症状を重症化させないようにケアをすることが大切です。

特に子供は免疫力が弱いので、インフルエンザにかかった時は十分に警戒し、インフルエンザが他の合併症に移行する兆候を見逃さないようにする必要があります。

そこで今回は子供がインフルエンザになった時の症状とに、注意すべきことについてご紹介します。

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■インフルエンザの症状の特徴は?

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合併症に至るまで悪化させないためには、まずインフルエンザの症状を見極めることが大切です。

インフルエンザには下記の特徴的な症状があります。

     

  • 38℃以上の発熱
  • 関節や筋肉が痛い
  • 倦怠感(だるさ)
  • 頭痛
  • 鼻水・喉の痛み・咳

これは一般的な症状で、異なる症状が出る場合もあります。

上記のような症状が出て具合が悪い場合には、自己判断せずに早めに病院へかかるようにしましょう。

早めに治療を受ければ、合併症のリスクを減らすことができます。

 

■子供のインフルエンザで注意すべき合併症

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インフルエンザにかかった場合、合併症にも大いに注意を払わなければいけません。

特に子供にとって注意が必要なのはインフルエンザ脳症です。

この症状は死亡につながることもあり、毎年100人近い死者後遺症が残る患者が出ている恐ろしい症状です。

5歳未満の幼児に発症しやすく、熱が出始めて1日以内に症状が出ることが多いです。

原因ははっきりしていませんが、インフルエンザの時に処方される一部の解熱剤との関連性を挙げる説があります。

熱が出た時にけいれんや、熱性せん妄(訳のわからない行動をしたり、怯えたり、意味不明の行動をする)などの症状が前兆となります。

これらの症状が出たら必ず脳症というわけではありませんが、異変を感じたらすぐに受診することが大切です。

インフルエンザ脳症の場合、短時間で全身症状が悪化していくので、少しでも「おかしい」と感じることがあれば必ず病院へ行き、最悪の事態にならないように注意しましょう。

熱が出て最初の診断では脳症と言われることは少ないので、インフルエンザになって病院へかかった後、家でこまめに経過を見続ける
ことが大切です。

また、4日以上経っても熱が下がらず、下記のような症状が見られる場合も合併症が考えられます。

  • 耳が痛い ⇒ 中耳炎
  • 激しい咳、呼吸が苦しい ⇒ 肺炎
インフルエンザからの肺炎については下記に詳しくまとめた記事がありますので、ご参照くださいませ。
⇒ インフルエンザからの肺炎!症状となりやすい人とは?

インフルエンザ症状の他に上記のような特徴的な症状があった場合、注意が必要です。

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■インフルエンザかなと思ったら

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合併症の予防はインフルエンザが疑われる時から始まります。

子供がインフルエンザにかかった症状が見られる場合には、すぐに医療機関を受診するようにしましょう。

重症化しないうちに早めに治療をして、しっかり休息を取るようにしましょう。

インフルエンザは発病から48時間以内であれば、薬の服薬によって早く治すことができます。

発熱日数が少なければそれだけ合併症のリスクも低くなりますから、早めに治すことはとても大切です。

 

■まとめ

それでは、特に子供にとって注意すべきインフルエンザの症状について振り返ってみましょう。

<インフルエンザの主な症状>

  • 38℃以上の発熱
  • 関節や筋肉が痛い
  • 倦怠感(だるさ)
  • 頭痛
  • 鼻水・喉の痛み・咳

子供がインフルエンザにかかってしまった場合に、合併症の前兆が疑われる症状には以下のようなものがあります。

  • 発熱時のけいれん、熱性せん妄 ⇒ インフルエンザ脳症
  • 耳が痛い ⇒ 中耳炎
  • 激しい咳、呼吸が苦しい ⇒ 肺炎

上記の他にも異なる症状が現れる場合もありますが、少しでも体の異変を感じたら『なるべく早く病院を受診』すること、まずはこれを徹底することです。

罹患して間もないうちから治療を始めることができれば、それだけ合併症のリスクを減らすことにつながります。

特に子供が罹患した場合、本人はうまく自分の症状を伝えることができません。異変に気がつけるのは周囲の大人である“自分”だけなのだ、という意識を常日頃から持つようにしたいものです。

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