RSウイルスの症状!子供が感染するとどうなる?

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一見風邪と似た症状のRSウイルスですが、重症化することもあり、命に関わることもあるのであなどれません。

患者の年齢によって重症度や症状が異なることもあり、体力や免疫力を考慮に入れた対策が必要になります。

そこで今回は、RSウイルス子供が感染した場合の症状についてご紹介します。

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■RSウイルスの症状とは?

RSウイルスの症状は一般的には風邪ととてもよく似ています。

具体的に挙げると、

  • 鼻水
  • 発熱(38℃台)

などの症状が見られ、軽い場合は一週間程度で治まります。

しかし症状がひどくなると次のような症状が見られる場合もあります。

  • 咳がひどくなる
  • 呼吸時にゼーゼー、ヒューヒューと音がする
  • 呼吸が苦しくなる

上記のような症状は肺炎につながる可能性があり、特に生後一年未満の幼児にとっては大変危険です。

RSウイルスに感染した場合は、症状の重さをよく観察し、症状が重症化しないように十分注意するようにしましょう。

肺炎を起こしやすいケースに関しては下記をご参照くださいませ。
⇒ RSウイルスで肺炎を起こしやすい3つのケースとは?

子供がRSウイルスに感染した場合には、症状が重症化する可能性が高まります。

子供のRSウイルス感染した際の特徴を見ていきましょう!
 

■子供のRSウイルス感染時の特徴は?

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乳幼児はウイルスに対する免疫が低く、重症化しやすい傾向にあります。

多くの場合、乳幼児も大人と同じく軽い症状で治まりますが、3割程度の割合で喘鳴・呼吸困難などの細気管支炎(※)を発症することがあります。

※ 細い気管支に炎症が起こり、呼吸が苦しくなる病気。
  喘鳴(ゼーゼー・ヒューヒューと苦しい呼吸)が見られるようになる。

子供の各成長時期で注意すべきポイントをご紹介します。

【生後1ヶ月以内の乳児】

哺乳不良・傾眠などの症状が出る場合もあります。

時には無呼吸発作を起こし、命に関わることもあるので注意が必要です。

【生後6ヶ月未満の乳児】

細気管支炎を発症することが多いです。

細気管支

【3歳未満の幼児】

喘鳴を伴う肺炎を引き起こすことがあります。

【4歳未満の幼児】

喘鳴を伴う気管支炎を引き起こすことがあります。

【5歳未満の幼児】

肺炎になる恐れがあるため、重症化しないよう気を付ける必要があります。

 
RSウイルスの症状の重症化は是非避けたいものですよね。

続いてRSウイルスの予防法を見ていきましょう!

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■RSウイルスの予防法は?

乳幼児が重症化すると危険なRSウイルス

感染してしまわないよう家庭での対策が有効です。

予防・対策のポイントは3つあります。

【① 手洗い】

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手に付着したウイルスを体内に入れないように、徹底した手洗いが有効です。

手洗いはこまめに、石鹸を使ってしっかり洗うようにしましょう。
 

【② マスク】

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マスクを着用することで、感染のリスクを下げることができます。

咳や鼻水など風邪に似た症状が続く場合は、RSウイルスに感染している可能性があります。

感染の疑いがある場合には、マスクをして人にうつさないようにしましょう。

家に1歳未満の子供がいる場合は、特に注意してなるべく近づかないようにしましょう。
 

【③ アルコール消毒】

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手洗いに加えて、手指の間をアルコール消毒するのも効果的です。

RSウイルスの流行の時期や身近な人が感染した時だけでも、手洗いの後に習慣づけるとよいでしょう。

また、家族に感染者がいる場合には例えばドアノブ手すりおもちゃなど手が触れやすい場所をアルコール消毒し、接触感染を予防しましょう。

 

■RSウイルスに有効なワクチンは?

RSウイルスには有効なワクチンがありません。

今のところは予防接種による予防は不可能ですが、上記のような家庭で心がけることのできる対策によって予防することができます。

小さな子供がいるご家庭の方は特に気にかけておくとよいでしょう。

 

■最後に

母親のお腹の中にいるときにもらった免疫では、RSウイルスに対する感染を防ぐことはできません。

母親からの免疫がなくなる3~6ヶ月の乳児は免疫力が弱く、RSウイルスの症状が重傷化する可能性が高くなります。

そのため、この時期の乳児にいかに感染させないかが大切です。

RSウイルス流行期である10〜2月には、人ごみを避けることや、周囲の人が感染源にならないよう注意することが必要です。

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