ウイルス性胃腸炎の対処法とは?知っておくべき2つのステップ!
「ウイルス性胃腸炎になったら、どう対処していけばいいの??」
私は過去にウイルス性胃腸炎になりました!下痢と嘔吐がひどく、どんな対処をすればいいのか悩んだ記憶があります(;_;)
ウイルス性胃腸炎になると、発熱・腹痛・下痢・嘔吐などの症状に苦しめられます。このような辛い症状が出た場合には、どうすればよいのでしょうか?
ウイルス性胃腸炎の対処法は、次の2ステップが効果的!それは・・・
- 水分補給
- 消化のよい食べ物の摂取
この順番を守ることが非常に大切!逆にすると、胃と腸を刺激して嘔吐の原因になってしまいます(;_;)
今回はウイルス性胃腸炎の対処法について見ていきましょう!
■ステップ①:水分補給
ウイルス性胃腸炎になった場合に、まず大切なのが水分補給。
水分補給と言っても、ただの水でだと十分ではありません。水分だけではなく、電解質(塩分・カリウムなど)の補給も大切です。
そのため、電解質を含んだ水分の補給を行うようにしましょう!
嘔吐や下痢によって、電解質と水分の両方が失われます。失われた分は、外から補給することが必要なのです。
電解質と水分を同時に補給するために、オススメなのが経口補水液。
経口補水液で有名なのが、大塚製薬の「OS-1」という商品。スーパーやドラッグストアなどで手軽に入手できますよ!
経口補水液とは、電解質や糖質をバランスよく配合し、脱水状態を改善させるのに最適な飲料。飲む点滴のようなイメージです(^^)
糖質が控えめで塩分が多いのが特徴的。
一方、スポーツドリンクは糖質が多くて塩分が少ないです。そのため、ウイルス性胃腸炎の対処という意味では、経口補水液からの水分補給を推奨します!
水分補給量の目安は下記です。
・乳児(1歳未満):体重1kgあたり30~50mL
・幼児(1歳〜小学校入学前):300~600mL
・小学生以上:500~1.000mL
吐き気が続いている場合、一度に多く飲むと吐いてしまう可能性があります。そのため、少しずつ飲むようにしましょう!
小さじ1杯(約5mL)で2〜3回程度飲んで大丈夫であれば、次は10~20mLの少量を2〜3回といったように、徐々に量を増やしていきます。
それで問題がなければ、嘔吐に注意をしながら量を増やしていくことで問題ありません。
もしも、経口補充液やスポーツドリンクがなければ、家庭で代用することもできます。「湯冷まし1L+砂糖40g+食塩3g」の分量で作りましょう。
ただし、この方法ではどうしてもカリウムが不足しています。あくまで代用品と考え、経口補充液に切り替えた方がよいです。
水分補給が問題なくできるようになった場合、2つ目のステップに移行します。
続いて、消化のよい食べ物の摂取について見ていきましょう!
■ステップ②:消化のよい食べ物の摂取
腹痛・下痢・吐き気といった症状が落ち着いてきたら、食べ物の摂取に移行します。
ここで注意しておきたいことがあります。それは・・・
胃と腸に負担をかけないこと
そのためには、消化のよい食べ物を選ぶ必要があります。食べていいもの・避けるべきものそれぞれについて、ご紹介していきますね!
・おかゆ
・おもゆ(重湯)
・すりおろしリンゴ
・豆腐
・野菜スープ
・ニラ
・ニンニク
・きのこ
・コンニャク
・海藻類
・柑橘類(ミカン、グレープフルーツなど)
・乳製品
・菓子類
消化のよい食べ物を積極的に摂取することが大切です。
上記のような繊維質に富む食べ物・脂肪分を多く含む食べ物・刺激の強い食べ物は、胃と腸に負担をかけてしまいます。これらは避けるようにしましょう!
一回に摂取する量を少なくし、一日に5~6回に分けて食べることによって、胃腸への負担を軽くすることができます。
また、食材だけでなく調理方法にも注意が必要です。
食材は細かく切るとともに、よく煮込んで柔らかくすることが大切。加えて、油分や香辛料を多く使った調理法は胃と腸に刺激を与え、嘔吐や下痢を起こしやすくなるので避けましょうね!
■まとめ
ウイルス性胃腸炎の対処法について振り返っておきましょう。
ステップ①:水分補給
⇒ 経口補水液を補給しましょう!
ステップ②:消化のよい食べ物の摂取
⇒ おかゆ・おもゆ・すりおろしリンゴ・豆腐・野菜スープなどを摂取しましょう!
嘔吐や下痢によって、電解質と水分の両方が失われていきます。電解質と水分をバランスよく補給できるのが経口補水液。
そのため、ウイルス性胃腸炎の水分補給の際には、なるべく経口補水液を選ぶようにしましょう!
水分補給が問題なくできるようになったら、今度は食べ物の摂取に移行します。ただし、胃と腸に負担をかけないように、消化のよい食べ物を選択することが大切。
私がウイルス性胃腸炎になった時は、これらの対処法が頭に入っておらず、早い段階で食べ物を食べてしまいました。嘔吐の原因になったので、私と同じことをしないようご注意くださいませ(^^;)
ウイルス性胃腸炎の対処法を頭に入れ、早期の改善を目指していきましょう!
タグ:ウイルス・細菌