花粉症が雨でもひどい症状が出るのはなぜ?可能性はこの3つ!
「花粉症が雨でもひどくなる場合があるの??」
私は春先になるとスギ花粉に苦しめられます(泣) 雨の日が来ると症状が落ち着くので、少しほっとします。しかし、雨の日でも症状が落ち着くばかりか、逆にひどくなった時がありました。
雨の日は花粉があまり飛ばなくなるから、症状が落ち着くはずだと思っていたので、どうしてだろうという疑問・・・そこで気になるのが、
雨なのに花粉症がひどくなる場合の可能性
この可能性で考えられるのが主に下記の3つ。
- 遅発相反応が起きるから
- ヒスタミンが増えるから
- 花粉以外のアレルギーもあるから
花粉症が雨でもひどい症状が出るのはなぜかをお伝えしていきますね。
■可能性①:遅発相反応が起きるから
花粉症の症状には、即時相反応と遅発相反応があります。
なかなか聞きなれない言葉ですよね。
即時相反応とは、外に出た途端にくしゃみや鼻水が多くなるような、数分~数十分で症状が出てくる反応のことを言います。遅発相反応とは、家に帰ってきてから6時間~半日程度遅れて花粉症の症状が出てくるような反応のことを言います。
花粉が体内に入ってから症状が出るまでには個人差があります。遅発相反応が強い人の場合には、花粉を吸い込んでから6時間~半日後に症状が出る場合があるのです。
外から帰ってきてだいぶ経ってから室内で症状が出たり、就寝から目覚めた時に症状が出ることがあるのも、この遅発相反応のためです。
日をまたぐほどに反応が遅れる人の場合には、雨の日でも前日に吸った花粉に反応している可能性があります。そのため、雨の日でも花粉症の症状がひどくなる場合があるのです。
■可能性②:ヒスタミンが増えるから
雨の日は確かに花粉の飛散量は下がるのですが、花粉症の症状を強くする要素が他にあります。
雨の日は気圧が下がることで、ヒスタミンという物質が多く分泌されるという点です。ヒスタミンとはアレルギー反応の原因になる物質で、花粉症の症状を引き起こします。
このヒスタミンの作用によって、雨の日でも症状がひどくなる可能性があるのです。
それは、気圧の変化によって体の自律神経の調整に大きな影響を及ぼすから。雨が降ると気圧が低くなる傾向にあります。
気圧が低い時には、自律神経の副交感神経が優位に働くようになります。そうすると、いつも以上に多くのヒスタミンが分泌されることに。
これが花粉症の症状をひどくする原因となり、鼻水・くしゃみ・目のかゆみなどを引き起こすのです。
発汗・心拍・消化など人間の意思とは関係なく自動的に働いている神経。交感神経と副交感神経に分類される。副交感神経の働きが強くなると、花粉症の症状がひどくなる。
■可能性③:花粉以外のアレルギーもあるから
雨の日にも花粉症の症状が出るのは、花粉症ではない他のアレルギーが原因だったという場合もあります。花粉症の人の多くはアレルギー体質であり、他のアレルギーを併発しやすい状態でもあるのです。
今まで自覚はなくても、花粉症以外にもダニ・ハウスダスト・カビなどのアレルギーを持っている可能性も。雨の日や花粉症の時期が過ぎた後にも症状が出るようであれば、他のアレルギーを疑ってみるとよいかもしれません。
雨の日は換気をすることが少ないため、室内のダニ・ハウスダスト・カビが繁殖しやすくなります。それに加え、雨が降ると家にいる時間が長くなることが多いのも、アレルギー反応の要因となります。
その結果、雨の日に花粉症の症状がひどくなると思い込んでいる可能性があるのです。
■まとめ
雨なのに花粉症がひどくなる場合の可能性について振り返っておきましょう。
可能性①:遅発相反応が起きるから
可能性②:ヒスタミンが増えるから
可能性③:花粉以外のアレルギーもあるから
私は雨の日になると花粉症の症状が落ち着くものだと思い込んでいました(^_^;) しかし、症状が逆に強くなる場合もあるので、安心は出来ないことを知りました!
ご紹介したような可能性があることを頭に入れておきましょう。「雨の日なのに花粉症がひどくなっているのはなんで?」という疑問の答えを一気に絞ることができますよ。
花粉以外のアレルギーの可能性があるようなら、耳鼻咽喉科などで血液検査を受けるのも1つの方法です。何に対してのアレルギーがあるかを調べることができますよ!
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