喘息が梅雨時期に…対策で効果的な3つの方法!
「梅雨に入ってから急に呼吸がゼーゼー、ヒューヒューと音がして苦しい…」
梅雨時期に喘息を起こしやすくなるのは気のせいでしょうか?いえいえ、そうではありません!
喘息症状が出やすくなるのは…
梅雨時期特有の原因
があるためです。
ただでさえ、梅雨は心身ともにダメージを受けやすい時期。特に、喘息持ちである場合は要注意です!
一般的に喘息が出やすい時期は「春」と「秋」と言われています。しかし、梅雨時期も非常に喘息を起こしやすい環境にあります。そのため、梅雨時期の喘息対策が必要となります!
そこで今回は特に梅雨時期の喘息対策についてご紹介していきますね。
■梅雨時期の喘息対策はどうすればいい?
喘息が梅雨時期に出やすくなるのはどうしてなのでしょうか?それは・・・
「カビ」「ダニ」が大量に繁殖する
からです。梅雨の時期は高温多湿の環境であるため、喘息の原因となる「カビ」「ダニ」が発生しやすい条件が揃っているのです。
つまり、喘息を抑えるには・・・
ダニとカビの対策を行うこと
が重要となってきます。ダニ・カビ両方の弱点は「湿度」です。湿度を60%以下にすることで、喘息の発症を防いだり、症状を軽減することができます。
それぞれの家庭環境に合わせて選べるダニ・カビ対策の具体的方法。それは・・・
- 部屋の換気
- エアコンを使った除湿
- 除湿機を使った除湿
の3つです。1つずつ詳しく見ていきましょう!
ダニ・カビの対策①:部屋の換気
一番簡単な対策方法は部屋の換気です。
晴れた日には家の両側方向の窓を開けて風を通し、室内の自然換気をするようにしましょう。また、雨の日であっても換気扇を使えば、雨が入りこむことなく換気を行うことができます。
私が以前に住んでいたアパートは24時間換気の機能が付いていたので、窓は開けずに換気扇のみを使用していました。そうしたら布団がカビが・・・(泣)換気扇による換気には限界があるため、それだけに頼るというのは避けた方がよいでしょう。
換気は日常的に行うように習慣にしましょうね。
ダニ・カビの対策②:エアコンを使った除湿
気温的にはエアコンをつけることが少ないかもしれませんが、除湿のためにエアコンを使うのも良い方法です。
エアコンには「除湿運転」という機能があります。除湿運転は除湿が目的なので、冷房運転と異なり、肌寒くなりすぎることがありません。
また、一般の弱冷房除湿(ドライ)は弱めの冷房運転であり、温度を少し下げて除湿できます。暑さが本格化していないこの時期にはこの機能もオススメです。
冷房機能を使用した際には、エアコン内部に水滴が発生するため、カビ対策をするはずが逆に繁殖することにも・・・そうならないよう、運転後にはタイマーを使用して1~2時間送風運転することをお忘れなく!
エアコンを選ぶときには夏や冬の室温対策だけではなく、梅雨の除湿対策についても検討することを推奨します。
ダニ・カビの対策③:除湿機を使った除湿
除湿といえば、除湿機を使うのが一番効果的です。
除湿機にはコンプレッサー式とデシカント式があります。
【コンプレッサー式】
吸い込んだ空気中の水分をコンプレッサー(圧縮機)によって結露させて排出し、乾燥した空気を室内に排出するという方式です。消費電力が少なく、梅雨のような高温多湿の状況で効果を発揮します。
エアコンの除湿機能と同様の除湿方法です。
ただし、機器が大きく重いこと、作動音が気になる場合があることが主なデメリットです。また、冬季など室温が低い時期には、除湿効果が落ちるという点もあります。
【デシカント式】
吸水性の優れた乾燥剤に空気中の水分を吸着させて、乾燥した空気を放出する方式です。軽量コンパクト、作動音が静かなのが特徴です。
ヒーターを使用するために使用電力が大きいのと、部屋の温度が上がる(3~8℃程度)のがデメリットです。
近年では、コンプレッサー式とデシカント式を組み合わせたハイブリッド式もあります。
低温の時期でも除湿効果が発揮されることに加え、暑い時期に使っても部屋の室温が上がりにくいというメリットがあります。
そのため、肌寒い日もあれば蒸し暑い日もあるような梅雨の時期に使うのには、とても適している機種だといえるでしょう。
■まとめ
梅雨時期に喘息で息苦しい場合の対策について振り返っておきましょう。
① 部屋の換気
② エアコンでの除湿
③ 除湿機での除湿
梅雨時にひどくなる喘息の主な原因は、「ダニ」と「カビ」!両方の弱点は「湿度」です。
室温が20℃以上かつ湿度が60~80%がダニ・カビの大好きな環境。湿度が高い環境に食べ物を置くと、食べ物にカビが発生しやすいですよね。(ダニはなかなか目に見えませんが・・・)
ということからも、これらの対策には、温度以上に湿度が特に重要です。湿度が60%を超えると、一気に繁殖してしまうので、湿度50%を目標に部屋の湿度対策をしていきましょう。
湿度を管理して梅雨時期の喘息対策をしていきましょうね!