肺血栓による症状とは?怖い怖い3つがコレ!
「血栓が肺の血管に詰まると、どんな症状が起こるの??」
私の母の友人が足の静脈にできた血栓が肺の血管に詰まり、肺塞栓症を引き起こしてしまいました。幸いなことに、早期に発見されたため、大事には至りませんでした(^^;)
肺は呼吸という大切な役割があります。吸い込んだ空気から酸素を取り入れ、体内から二酸化炭素を排出するという働きを行っています。
そのため、血栓が肺に詰まって呼吸が出来なくなると大変なことに…。そこで気になるのが、
肺血栓によって起こる症状
その症状は主に3つ。肺血栓による症状は、命に関わることさえあります。
疑いがある場合には、必ず病院で診断・検査を受けることが大切です。
今回は肺血栓による症状について見ていきましょう。
■肺血栓によって起こる症状は?
肺血栓によってどんな症状が起こるのでしょうか?それは…
- 呼吸が苦しくなる
- 胸が痛くなる
- 失神(意識消失)
主にこの3つの症状が発症するのです。それぞれについて詳しく見ていきましょう。
症状①:呼吸が苦しくなる
肺血栓研究会の調査によると、呼吸が苦しくなる症状は、約70%の確率で起こるというデータがあります。
激しい動きをしていないのに呼吸が乱れる場合、肺血栓の症状が出ている可能性があります。
例えば階段や上り坂で、突然呼吸が苦しくなって途中で休まないとそれ以上動けなくなる、といった傾向が見られるようになります。
血栓によって肺の血管が詰まると、肺の中に取り入れた酸素を血中に取り込むことができなくなります。そうすると、酸素を取り込むことができず、血中の酸素が薄くなって呼吸が苦しくなってしまうのです。
また、肺の働きが低下すると、心臓が酸素不足を補おうと働きます。心臓が何とか酸素を全身に行き渡らせようと必死に動くため、さらに息苦しさが増してしまうのです。
症状②:胸が痛くなる
肺血栓によって、胸の痛みを感じるという症状もあります。
肺血栓研究会の調査によると、胸が痛くなる症状は、約40%の確率で起こるというデータがあります。胸の痛みは呼吸が苦しくなる症状に次いで、2番目に多い肺血栓の症状でもあります。
この症状は血栓によって肺の血管壁にかかる圧力が増大し、血管が太くなることが主な痛みの要因です。
息を吸うときに鋭い痛みがあるのが特徴的です。ひどい時にはショック状態になる場合もあります。
急性の場合には死に至る場合もあるので、大変危険な症状です。
症状③:失神(意識消失)
肺血栓研究会の調査によると、失神(意識消失)の症状は、約20%の確率で起こるというデータがあります。
血管によって肺動脈を塞がれることで、完全に血液が流れなくなった場合、失神に至る可能性があります。動脈が塞がれると、呼吸困難により失神を引き起こしてしまうのです。
ひどい場合には心臓が停止したり、血液の循環が保てなくなることがあります。さらに病状が重い場合は、突然死することもあり大変危険です。
これらの症状は予期せず突然起こるので、誰にでも起こり得るというのが非常に怖いところ。
上記でご紹介したような症状が見られる場合には、必ず病院へ行くようにしましょう。
また、自覚がない場合でも肺血栓が起こりやすくなっている場合があります。そのため、定期的な健康診断や生活習慣の見直しが非常に大切です。
肺血栓による症状を発症すると、死亡率が20%を超えると言われています。死亡率は肺血栓の発見や治療が遅くなればなるほど、高くなってしまいます。
早期発見・早期治療によってその確率を下げることが可能です。怖い症状が現れる前に、日常生活には十分注意して肺血栓によるリスクを減らしていきましょう。
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■まとめ
肺血栓によってどんな症状が起こるのかを振り返っておきましょう。
① 呼吸が苦しくなる
② 胸が痛くなる
③ 失神(意識消失)
血栓によって肺の血管が塞がれてしまうことによって、こんなにも怖い症状が現れます。症状が重いと、死に至る可能性があります。
肺の血栓の元のほとんどは、足の静脈内で形成されたものです。足で形成された血栓が、血液によって肺の血管まで流れていくのです。
血栓によって肺の血管が詰まるとこれらの症状が起こります。予防するには、血栓を作りにくくする生活習慣を心掛けることが大切です。
万が一、肺血栓による症状が現れた際には、早い段階で病院に行き、早期発見・早期治療につなげていきましょうね。
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