大腸がんの初期症状!知っておきたい5つのポイント!

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現代日本人の2人に1人が罹患し、そして実に3人に1人の死亡原因ともなっている「がん」。

発症する部位はさまざまですが、生き物の基本単位である細胞が、生命活動のために分裂しようとする際におこる遺伝子の突然変異、そのほんの些細なイレギュラーによって、悪性新生物と呼ばれる恐ろしい存在である「がん細胞」が生まれます。

その始まりはあまりに小さい変化のため、がんの最初の発生を知覚することはできません。

そのため本人の自覚なく発病し、病院を受診した時には既にだいぶ進行が進んでいることも多い「がん」。

しかし、実は大腸がんについては特徴的な初期症状があります。

早く発見ができればそれだけ初期段階で治療することが可能ですから、可能な限りその兆候を見逃さないようにしたいものです。

そこで今回は大腸がんの初期症状の中でも、特に注意すべき症状についてご紹介します。

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■大腸がんはどんな病気?

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大腸がんには細かく分類すると、「直腸がん」と「結腸がん」の2種類があります。

  • 直腸がん・・・肛門に近い場所にできる大腸がん
  • 結腸がん・・・小腸から直腸の手前までにできる大腸がん

日本人のがんの発生率が最も高い肺がんに続くのが大腸がんです。

大腸がんは女性のがんの死亡原因の第1位ともなっており、60歳代~70歳代の高齢者に多く発症しています。

初めは大腸の表面の粘膜に発生し段々と深く進行していきますが、早期発見できれば100%近く完治できる病気です。

 

■大腸がんの初期症状

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自覚症状として感じることのできる初期症状で特に注意すべき症状が以下の5つです。

① 血便・下血

肛門からの出血や便にが混じる場合には、病院で検査するようにしましょう。

出血は大腸がんではなく、痔などの原因の可能性もありますが、放置せずに原因を確かめることが大切です。
 

② 下痢と便秘を繰り返す

下痢と便秘は日常的に起こる症状ですが、今まで問題なかったのに、突然便通に変化がある場合には注意しましょう。

下痢や便秘が続くようなら大腸がんの可能性があります。
 

③ 便が細くなる

がんが大きくなると大腸の内側が狭くなるため、便が細くなったり、ぽろぽろとした便になるという症状があります。
 

④ 腹痛

「がん」によって、食べたものが大腸を通過できないという通過症状が起こると、腹痛を感じるようになります。

また、がんの細胞が腹部全体に広がることで腸閉塞になると、嘔吐や激しい腹痛などの症状が見られます。

腹痛の原因は多くあり、自分で大腸がんだと特定することは不可能ですが、がんである可能性も検討して早めに検査をする必要があります。
 

⑤ 残便感

がんが直腸を刺激すると、排便後も残便感があったり、便意を催しても便が出なかったりという症状があります。

このような自覚症状が見られる場合には、放っておかずに病院へ行って検査を受けるようにしましょう。

上記の症状がある場合、すべてが必ずしも大腸がんであるわけではありませんが、実際に大腸がんだった場合、早期に発見することがとても重要なのです。

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■大腸がんの早期発見のため検査

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病院で検査を受ければ、大腸がんの早期発見につながるため、初期段階のうちに治療を受けることができます。

検査に不安を感じる方もいると思うので、どんな検査を行うのかをご紹介したいと思います。

① 便潜血検査

便潜血検査は簡単で痛みもない検査であり、採取した便の表面をこすったり、5,6箇所をつついたりして、便に血が混じっていないかを調べます。

大腸がんは常に出血しているとは限らないので、2日分の便を提出し、ワンセットとして検査します。

陽性になった場合でも大腸がんとは限らず、確定するには更に精密検査が必要ですので、一段階目に行う検査となっています。
 

② 腸内視鏡検査

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腸内視鏡検査とは先端に小型カメラの付いた内視鏡を肛門から入れて大腸を診る検査です。

内視鏡を入れるのに抵抗がある方もいるかもしれませんが、大腸の内部を細かく検査することができるため、大腸がんが疑われる人には必要な検査です。

がんの段階が初期であれば、内視鏡で操作器具を挿入してがんを切除することも可能です。

 

■まとめ

大腸がんは早期発見すれば、完治できる「がん」ですのでいかに早く発見できるかがポイントです。

そのため、大腸がんの特徴と、注意すべきその初期症状について振り返ってみましょう。

  • 大腸がんは、男性で肺がんに次ぎ第2位、女性で第1位のがん死亡原因
  • 早期発見さえできれば、100%近い治癒が見込める

大腸がんの初期症状として注意すべきポイントはこの5つ!

1)血便・下血
2)交互に繰り返す下痢と便秘
3)便が細くなる
4)腹痛
5)残便感

上記のそれぞれについて、血便や下血は気づきやすい症状ですが、その他の初期症状については単独で判断することは難しいかもしれません。

しかし、上記のうち複数に該当する症状が重なったり、「何かおかしいな」と感じることがあったらまずは病院の受診を。

トイレの洗浄剤の据え置き型のものなど、水に「色がつく」「香りがつく」タイプのものがありますが、できれば無色・無香料のものを使用し、毎日のお通じを観察しやすくすることをおすすめします。

便の色・臭いは体からの大切なサイン。

まずは普段の自身の体調や便の様子を意識して観察する習慣をつけ、いざというときの体からの重大なサインを見逃さないようにしましょう。

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