寒いと吐き気がする原因とは?体のある働きの低下が大きく関係!
「寒いと吐き気がするのは、どうしてなの??」
私の友人は寒い時期になると、吐き気がすることが多くなります。気温と吐き気に何か関係があるのか気になっているとのこと(^^;)
寒い時期には、ウイルスによって胃腸に影響が出る可能性が高くなります。しかし、そうではなくても吐き気が出ることがあるのです!
どうしてなのでしょうか?そこで気になるのが・・・
寒さと吐き気の関連性
実は、寒さが体の機能に影響を及ぼすのです!どういうことなのかをお伝えしていきますね(^^)
今回は寒いと吐き気がする原因について見ていきましょう!
■寒いと吐き気を引き起こす原因とは?
寒いと吐き気が起こるのは、どうしてなのでしょうか?それは・・・
自律神経の働きに影響が出るから
自律神経とは、意思とは関係なく体の機能をコントロールしている神経のこと。
自律神経には胃の働きを抑える交感神経と、胃の働きを活発にする副交感神経の2種類があります。交感神経と副交感神経のスイッチが上手く切り替わることによって、呼吸・消化・発汗などが行われているのです。
体はストレスを感じると、自律神経の働きに影響が出ます。交感神経が活発に働き、副交感神経の働きが抑えられるのです。
ストレスというと、精神的な影響をイメージしがちですが、それだけではありません。寒さが体のストレスになるのです!
寒さというストレスによって、胃の働きを活発にする副交感神経の働きが抑えられるのです。そうすると、不完全な消化物が胃の中に残ることになります。
体が胃の中の残留物を毒物だと判断し、吐き気を引き起こすというわけ。
寒さによって吐き気が頻繁に起こると、日常生活に支障を来たしてしまいますよね(;_;)
次の章で寒さによる吐き気の対策を見ていきましょう!
■寒さによる吐き気を対策するには?
寒さによる吐き気を対策するには、どんなことに気を付ければよいのでしょうか?そのポイントは・・・
自律神経を整える生活を意識すること
寒い時期で意識的に行いたいのが、風呂に入ること・暖房に頼り過ぎないことの2つです。
それぞれについて見ていきましょう!
① 風呂に入る
1つ目のポイントが風呂に入ること。
風呂に入ると、リラックスをした状態になりますよね。それは、副交感神経が優位な状態になるからなのです。
ここで言う風呂とは、湯船にしっかりと入る風呂のことであり、シャワーだけで済ませては効果がありません。シャワーだけだと、交感神経が刺激されてしまうため、逆効果になります。
お風呂の温度は、少しぬるめの温度である38~40度が効果的。ゆったりとできる気持ちいい温度でリラックスしましょう!
風呂に入ることによって、副交感神経が優位になり、胃の働きを促進させることができます。つまり、吐き気を抑えるのにつながるということ。
② 暖房に頼りすぎない
2つ目のポイントが暖房に頼りすぎないこと。
暖房に頼りすぎると、人間が本来持っている自律神経の働きを低下させてしまうことになります。
自律神経には体温調整の働きもあるのです。毛穴を閉じて熱を逃げないようにする・震えることで熱を産生するといった機能によって、体温を調整しています。
ところが、暖房によって体温調整の機能を働かせない環境を作ってしまうことで、自律神経の機能を衰えさせてしまうことになるのです。
暖房を使うのは悪いことではありませんが、設定温度を上げ過ぎないことが大切です。
自律神経を働かせるためにも、少し低めの温度設定を心掛けましょう!具体的には、エアコンやストーブの温度設定を20〜22度くらいにすること。
体温調整は暖房に頼るのではなく、できるだけ衣服などで調整するようにするといった工夫をしましょう。
季節の気温変化を感じられる程度に暖房を使う生活をすることが、自律神経を乱さないために大切なのです!
■まとめ
寒いと吐き気がする原因について振り返っておきましょう。
自律神経の働きに影響が出るから
自律神経には胃の働きを抑える交感神経と、胃の働きを活発にする副交感神経の2種類があります。ストレスがかかると、副交感神経が抑えられてしまい、吐き気につながります。
寒さと吐き気のメカニズムについて、下記にまとめてみました!
【寒さが吐き気を引き起こすメカニズム】
寒さが体のストレスになる
↓
副交感神経の働きが抑えられる
↓
不完全な消化物が胃の中に残る
↓
体が不完全な消化物を毒物だと判断
↓
吐き気を引き起こす
冒頭で紹介した友人は、風呂に入ること・暖房に頼り過ぎないことを意識的に行うようにしました!そうすると、吐き気が起こることは、ほとんどなくなりました(^^)
意識をするだけで実践できる方法なので、ぜひ試してみてくださいね!
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