秋のだるい…を解消するには?注意すべき5つのポイント!
夏の間は暑すぎて動けないので、秋になったらあれこれ取りかかろうと考えている方も多いのではないでしょうか。
ところが、過ごしやすい秋が来た途端、なぜか体がついてこないということがあります。
なぜ秋にだるいと感じるようになるのでしょうか?
それにはきちんと理由があるのです。
今回は秋のだるさの原因と解消法についてご紹介します。
目次
■秋にだるいと感じるのはなぜ?
秋にだるいと感じやすいのは気温の変化に原因があります。
昼と夜の大きな気温の変化に体が適応できず、自律神経のバランスを崩しやすくなります。
自律神経は意思とは無関係に、体温調整、呼吸、ホルモンの分泌など体の各機能を調整する役割があります。
自律神経は、
- 活動しているときに働く「交感神経」
- リラックスしているときに働く「副交感神経」
から成っています。
この二つがうまく切り替わることによって体調が維持されています。
意識してコントロールすることはできないため、気温の変化などによるストレスの影響を受けやすいです。
自律神経が乱れると、交感神経と副交感神経のスイッチがうまく切り替わらないため、夜に眠れず昼間にだるい状態が続くということが起こります。
秋には昼と夜の気温差が10度以上にまでなることもあります。
一日の気温差が8度以上になると、体調に影響を及ぼすことがあると言われています。
暑さに慣れた体が冷えに対応できず、冷えから来る血行不良によりだるさを感じることもあります。
とはいっても秋のだるさをそのまま見過ごすわけにはいきませんよね。
秋特有のだるさへの対処について知っておきましょう!
■秋のだるさ解消の5つのポイント
秋のだるさ解消をするための、5つのポイントをご紹介したいと思います。
① 羽織れる服装
夏のように気温が上がり暑くなったかと思えば、急激に涼しくなったりと気温の変化が激しい秋には、調整がしやすい羽織れる服装がおすすめです。
冷えはだるさも含め様々な体調不良の原因となりますから、気温の変化にすぐ対応できるよう準備をしておきましょう。
薄目のカーディガンなどを一枚鞄の中入れておけば、肌寒い時にさっと羽織ることができるので便利です。
② 食べ物
食べ物によって自律神経を整え、だるさを解消することができます。
自律神経を整える働きのある食べ物には、すっぱいもの、辛い食べ物、食物繊維の多いもの、発酵食品等があります。
【すっぱいもの】
・しそ、梅干、お酢、レモンなど
【辛いもの】
・とうがらし、わさびなど
すっぱいものと辛いものには、副交感神経を優位にする働きがあります。
ただし刺激が強すぎては逆効果ですので、適量を心がけましょう。
【食物繊維の多いもの】
・海藻、ごぼう、そば、かぼちゃ、きのこ類、玄米など
食物繊維が多いと、消化の際腸の中をゆっくりと進むため、副交感神経を優位にする時間が長くなり、自律神経の調整に役立ちます。
【発酵食品】
・漬物、ヨーグルト、味噌、納豆など
発酵食品には自律神経の調整を助ける他に、腸内環境を整えて免疫を高めたり、酵素により新陳代謝を高める働きがあります。
③ 入浴
入浴の温度は38~40℃くらいのややぬるい程度が効果的です。
食後すぐの入浴は体に負担があるので、食後1時間以上経ってからにしましょう。
また、寝る1時間前にお風呂から上がるように、時間を調整して入るとより効果があります。
④ 睡眠
体本来のリズムに整えることにより、自律神経の働きを改善することができます。
そこで早寝早起きを心がけるようにしましょう。
また、睡眠前にはテレビ・パソコン・ゲームなど交感神経を優位にしてしまう活動を控えましょう。
⑤ 運動
運動をすることで普段使っていない筋肉がほぐれて血行がよくなることや、疲労物質や老廃物の排出を促す効果があり、結果として自律神経の調整にも効果があります。
また、体の深部の筋肉も鍛えられるので、内臓の働きが活発になり、副交感神経の働きがよくなります。
激しい運動ではなく、ウォーキング、サイクリングなどの有酸素運動が特によいでしょう。
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