顔の汗の原因とは?可能性の高い2つはコレ!
「どうして顔にだけこんなに汗をかくの??」
私の先輩がこんなことを言っていました。体にはそれほど汗をかいていないのに、顔にだけたくさん汗をかくとのこと。そこで、
顔に多く汗をかく原因は何か
を調べてみました(^^)
人は視覚からの情報で9割方も判断をするというデータもあるほどです。そんな中で人が一番視線を向けるのが清潔感の印象を左右する「顔」。
夏でもないのに、顔だけにやたらと汗をかくのは、周囲の視線が気になるもの(;_;) 特に女性だと、化粧が崩れてしまうので、顔だけには汗をかきたくないと思います。
体にはそれほど汗をかいていないのに、顔だけ汗でびしょびしょ・・・どうしてこういった症状が起こるのか気になりますよね。
今回は顔の汗の原因についてお伝えしていきます。
目次
■顔汗の原因とは?
全身に汗をかいているならまだしも、どうして顔にだけ集中して汗をかいてしまうのでしょうか?
それには主に2つの可能性が考えられます。それは…
- 運動不足
- 顔面多汗症
あなたが顔にだけ汗をかきやすいという場合には、これらが該当しているかもしれません。その原因を解説していきますので、1つずつ詳しく見ていきましょう。
【原因①:運動不足】
汗には体温が上昇しすぎた時に体温調節をするという役割があります。
全身には汗を分泌するエクリン腺という汗腺が約300万個ありますが、特に顔と頭に多く集中しています。運動不足で汗をかく機会が少ないと、このエクリン腺の多くが休眠状態に入ってしまうのです。
運動不足の状態だと、いざ体温調節が必要な時にエクリン腺が活発に働きすぎてしまいます。そうなると、顔にばかり汗をかくということが生じます。
【原因②:顔面多汗症】
顔ばかりに汗を異常にかいてしまう場合は、「顔面多汗症」という病気の可能性があります。原因としては、過度のストレス・偏った食生活が主な原因と言われています。
新陳代謝がよく、汗をかきやすい人は運動時などに全身に大量の汗をかきます。それに対し、顔面多汗症の人は体温が上がっていなくても顔に集中して汗をかいてしまうのが特徴です。
他の全身にかく汗と比べて、顔に集中して汗をかく場合にはある特徴があります。
顔汗にはどういった特徴があるのかを見ていきましょう!
■顔汗の特徴とは?
顔汗は全身にかく汗に比べてベタベタであることが多いです。
本来汗は体温を下げるためのものなので、サラサラとしていて蒸発しやすいのが正常の状態ですが、汗腺の働きは衰えていると、本来の働きができず、ベタベタな汗が分泌されるのです。
汗腺は血から血漿(けっしょう)という液体をくみ出し、これが汗となります。しかし、血漿の中には人体に必要なミネラルが含まれているため、ミネラルを体内に再吸収して水と塩分だけを汗として排出します。この再吸収の働きが衰えていると、ミネラルも一緒に汗として放出され、ベタベタとした汗になってしまうのです。
また、極度の緊張などでかく汗も突発的なものであり、再吸収が間に合わないため、ベタベタの汗となります。
顔汗はベタベタすることから、見た目の印象も気になるところ。
運動不足や過度のストレス・偏った食生活が原因であれば、おのずと対策方法が見えてきますね。そう、その原因を消し去ることを目指していけばよいのです。
続いて顔汗の対策法を見ていきましょう!
■どんなことに気をつければいいの?
顔汗を多くかいてしまう場合、どのように対策をすればよいのでしょうか。
運動不足と顔面多汗症の場合についてそれぞれ見ていきましょう。
【運動不足・顔面多汗症への対策】
◎ 有酸素運動をする
顔面多汗症の原因にはストレスが関わっています。運動はストレスを解消する役割もあるので、運動不足・顔面多汗症どちらの場合にも効果的です。
定期的な運動をすることで、「質の良い汗」をかく練習をしましょう。
運動によって汗を分泌する汗腺を鍛えることができます。休眠している汗腺を呼び起こすことで全身で汗をかいたり、サラサラの汗をかけるようになります。
運動の種類は筋肉に負荷がかかりすぎず、全身で汗をかける有酸素運動がおすすめです。ウォーキング・ジョギング・サイクリング・水泳などを1日20分以上行うようにしていきましょう!
【顔面多汗症への対策】
◎ 大豆イソフラボンを摂取する
顔面多汗症は偏った食生活も主な原因として考えられます。とはいっても、忙しい方が多いと思うので、毎日自炊をしてバランスが取れた食生活というのはなかなか難しいと思います。
そこでオススメするのが、
大豆イソフラボン
を摂取すること。
大豆イソフラボンには汗をサラサラにしたり、発汗を抑制する効果があるため、顔汗の対策に役立ちます。
体質改善が目的ですから、一度に多く摂るのではなく続けて摂取していくことが大切です。1日40mg~50mgの摂取が理想的な量です。40mgを一度に摂取できる食品や飲料としては、
- 豆腐半丁(約150g)
- 納豆1パック(45mg)
- 豆乳1パック(200mg)
などがあります。
ぜひこれらの食品や飲料を意識的に食生活に取り入れていきましょう!
■まとめ
顔の汗の原因について振り返っておきましょう。
① 運動不足
② 頭部多汗症
顔はまずみんなに見られる場所であり、顔の汗はどうしても目立ってしまいますよね。また、顔の汗はベタベタするという特徴があるので、極力抑えていきたいもの。
運動不足の場合には有酸素運動を、頭部多汗症の場合には有酸素運動及び大豆イソフラボンの摂取をしていきましょう。
普段からの対策を心掛けて、少しでも顔の汗を抑えていきましょう!
⇒ 顔汗を止める方法は?この3ステップで解消!
タグ:汗