寒いと疲れるのはなぜ?原因には体のメカニズムが大きく関係!
「外が寒くなってからとても疲れるんだけど・・・」
寒くなってきてから、疲れを感じることがありました。 特に風邪などの症状があるわけではなかったため、何でだろうという疑問が(^_^;)
寒いとそんなに汗をかくことはないし、体力を消耗するイメージはありませんよね。しかし、寒さと疲れに関係性があるのは事実!
それはどうしてなのでしょうか?そこで気になるのが・・・
寒さで疲れる原因
実は、体のメカニズムと大きな関係があります。どういったことなのかをお伝えしていきますね(^^)
今回は寒いと疲れるのはなぜかを見ていきましょう!
目次
■寒さで疲れやすいのはどうして?
寒さで疲れやすくなるのは、どうしてなのでしょうか?それは・・・
自律神経の乱れによる影響
自律神経は体温・呼吸・消化など自分の意思とは関係なく、身体の機能を調整してくれる神経のこと。
寒さによって自律神経が乱れる原因について、お伝えしていきますね!
寒いところから暑いところ、もしくは暑いところから寒いところに移動をすると、身体は温度差を感じます。そうすると、自律神経によって環境に適応しようとするのです。
近年は室内が暖かくなったことや、空調が完備された環境が増えたことによって、室内と外の寒暖差が激しい傾向にあります。
気温が低い日でも室内はとても暖かいため、外との気温差が大きくなっているのです。
この時に体は室内では暖かいので熱を逃す、外は寒いので体を温めるという反応をします。室内と室外の差が大きければ大きいほど、体は環境に適応するために多くのエネルギーを消費するのです。
気温差が激しいということは、自律神経が過剰に働くということ。その結果、自律神経が乱れることによって、体力を消耗してしまうのです。
自律神経が乱れると、疲労につながるのはどうしてなのでしょうか?
その理由について次の章で見ていきましょう!
■自律神経の乱れが疲労につながる理由とは?
自律神経が乱れると、どうして疲労につながるのでしょうか?それは・・・
エネルギーを大量に消費するから
体には自律神経の働きによって、体温調節をする仕組みがあることを前の章でお伝えしましたね(^^)
寒い時には、体は代謝を上げる・血管を収縮させることによって、体温を上げる働きをします。反対に暑い時には、汗を出して熱を放出させることによって、体温を下げる働きをします。
自律神経がスイッチを切り替えることによって、体温が一定に保たれているのです。
室内と室外の寒暖差が激しい場合は、自律神経が保温モードと冷却モードのスイッチを何度も切り替えることになります。
ここで問題が!このスイッチの切り替えには、エネルギーを大量に消費するのです。
スイッチの切り替えは、気温が一定保たれている環境にいる場合と比べて、何倍ものエネルギーの消耗になります。
空調が整えられている現代は、寒暖差によって疲労が特に起こりやすいのです!
寒さによる疲れを引き起こさないためには、どんな対策をしていけばよいのでしょうか?
次の章で詳しく見ていきましょう!
■寒さによる疲労の対策はどうすればいい?
寒いところから暖かいところへ身体が適応することによって、疲労が起こりやすくなります。寒暖差が大きければ、体の負担が大きくなることに・・。
対策する上で大事なのは・・・
身体が感じる寒暖差を小さくすること
寒暖差を小さくすれば、自律神経の負担を軽減できます!
外の環境は変えられないので、身体を温めることによって寒さを感じにくくする対策が大切。
身体の内側から温める方法・外側から温める具体的な方法についてお伝えしていきますね(^^)
【身体の内側から温める】
身体を温める食べ物
血行を促進する食べ物の摂取によって、身体を温めることができます。
身体を温める効果が特に高いのが、下記の食べ物です。
<身体を温める効果の高い食べ物>
・ねぎ
⇒ ねぎ特有の辛み成分であるアリシンが血行を促進
・しょうが
⇒ジンゲロンやショウガオールといった成分が血行を促進
・とうがらし
⇒ カプサイシンが細い血管の血液循環を促進
身体を温める運動
運動によっても、血行を促進することができます。
特に身体の約70%を占める下半身の筋肉を鍛えることが、身体を温める効果が高いです。
下半身の中で最も大きい体積を占めるのが、太ももの筋肉。この太ももの筋肉を鍛えることで、エネルギーの消費量が上がり、身体の体温を上げるのに役立ちます。
太ももを鍛える上で効果的なのがスクワット。具体的な方法が下記です。
① 両足を肩幅と同じくらいに広げて、腕は肩と同じ高さを前に出します。
② 地面と太ももが平行になるまで膝を落とし、その後に立ち上がります。
③ 5~10回×5セット行うと効果的です。
スクワットの正しい方法については、下記の動画が非常に参考になりますよ♪
【体の外側から温める】
お風呂に入る
身体を外側から温めるなら、お風呂にじっくり入るのがオススメです。
ポイントは38〜40℃のぬるめのお湯に10分以上浸かること。
半身浴より、全身浴で肩までしっかり浸かる方がしっかりと温まります。炭酸ガス入りの入浴剤を使うと、温まりが早いことに加えて湯冷めをしにくいので、より効果的ですよ(^^)
■まとめ
寒いと疲れる原因について振り返っておきましょう。
自律神経が乱れるから
室内から室外、室外から室内というように身体が感じる温度が変わると、環境に適応しなければなりません。その環境に適応する役割を果たすのが自律神経。
自律神経がスイッチ(保温モードと冷却モード)を切り替えることによって、体温が一定に保たれているのです。
しかし、近年は空調の完備や家の造りがよくなったため、室内と室外の寒暖差が激しい傾向にあります。そのため、自律神経の負担が大きくなり、疲労が蓄積されるようになるのです。
私は上記で紹介した食事・運動・風呂を徹底的に意識したところ、疲労を感じることが少なくなりました!どれも手軽にできる方法なので、ぜひ実践してみてくださいね(^^)
寒さによって疲れを引き起こすメカニズムを把握し、しっかりと対策をしていきましょう!
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