運動による血圧上昇のメカニズムとは?血流量が大きく関係!
「運動によって血圧が上昇するのは、どうしてなの??」
先日バドミントンをした直後に血圧測定をしたところ、値がいつもよりも高く出ました。
収縮期血圧(上の血圧)がいつもであれば110mmHg程度なのですが、146mmHgとの値が(;_;)
一日の様々な場面で、血圧は常に変化しています。その中で運動時は血圧を上昇させる大きな要因です。
そこで気になるのが・・・
運動で血圧が上昇するメカニズム
それには、体内で循環する血流量が大きく関係しています!どういったことなのかをお伝えしていきますね(^^)
今回は運動による血圧上昇のメカニズムについて見ていきましょう!
目次
■運動によって血圧が上昇する理由とは?
運動をすると血圧が上昇するのは、どうしてなのでしょうか?それは・・・
血流量が増えるから
運動をしている時には、体中の筋肉が多くの酸素や栄養分を必要とします。酸素や栄養分を供給するのが血液なので、多くの血液が必要となるのです。
そのために、心臓から血液を多く送って血流量を増やします。運動をするとドキドキしますよね?
それは、心臓を多く拍動させて多くの血液を送っているということなんです(^^) 心拍数が上がるとも言います。
血流量が増えるということは、血管にかかる圧力も上がります。
つまり、運動によって血圧が上がるということ!
ただし、運動の種類によって、上昇のしやすさが変わります。血圧が上昇しやすい運動としにくい運動があるのです。
次の章で詳しく見ていきましょう!
■血圧が上昇しやすい運動・上昇しにくい運動とは?
運動の種類によって、血圧が上がりやすいものと上がりにくいものがあります。
それぞれについて、お伝えしていきますね!
【血圧が上昇しやすい運動】
血圧が上昇しやすい運動は、無酸素運動と呼ばれるタイプです。
無酸素運動は、短い時間で大きな力が必要な運動のこと。糖質を主原料として使うため、酸素をほとんど必要としないのが特徴です。
具体的には、短距離走・重量挙げ・筋トレなどが挙げられます。
瞬発的な強い力が必要であるため、血圧が上昇しやすいのです。
【血圧が上昇しにくい運動】
反対に血圧が上昇しにくい運動は、有酸素運動と呼ばれるタイプです。
有酸素運動は、負荷が少なく長い時間行える運動のこと。酸素を使いながらエネルギーを消費していきます。
体脂肪を燃やす効果があるため、ダイエットにも効果的であることは結構有名ですよね(^^)
具体的には、ウォーキング・軽いジョギング・水泳・サイクリングなどが挙げられます。
血圧が上昇しにくい運動ということで覚えておきましょう!
血圧を下げるために、運動をしている方も多いと思います。ただし、「運動することによって血圧が上がってしまうなら、逆効果なのでは?」と思うかもしれません(^^;)
しかし、長期的に見れば運動による血圧上昇は一時的なものです。
どういうことなのかを次の章で見ていきましょう!
■運動による血圧上昇は一時的!?
運動によって血圧が上昇するのは一時的。運動後には、血圧が下がります。
つまり、長期的には血圧を下げる効果があるということ。
長期的に血圧を下げるには、無酸素運動よりも有酸素運動の方が効果的です。
隣の人と会話ができる程度の負荷がかかる運動を積極的に行うようにしましょう。運動をする際に、どういったことを意識すればいいのかをまとめてみました!
【運動をする際に意識したいこと】
① 隣の人と会話ができる程度の負荷
⇒ 無理なペースで行わないこと
② 1日単位の運動の目安が30分
⇒ 1回10分以上の運動であれば、分けてもOK
③ 定期的な運動を行うこと
⇒ 1回の運動の効果は2〜3日しか持続されない
1週間のうち1日だけ何時間も頑張ったけれども、他の日は全くやらないということは避けましょう。運動の効果が薄くなります(^^;)
それよりも、2日か3日ごとでもコツコツ行うことが大切。楽しんで続けられる程度で行いましょうね!
■まとめ
運動による血圧上昇のメカニズムについて振り返っておきましょう!
血流量が増えるから
運動時には、筋肉を動かすために多くの酸素や栄養分が必要です。筋肉に多くの血液を供給するために、心拍数を上げて体内の血流量を増やします。
血流量が増えるということは、血管にかかる圧力も増えます。つまり、運動によって血圧が上がるということ。
私は運動によって血圧が上がるメカニズムを知ってから、運動直後には血圧を測定しなくなりました。高い値を見るのが怖いですからね(^^;)
運動中と運動直後は血圧が上がりますが、長期的に見れば血圧を下げるのに有効ということを頭に入れておきましょう!
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