インフルエンザで微熱が続く?風邪との見分け方3選!

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これから冬を迎える時期になると気になってくるインフルエンザの話題。

予防接種やうがい手洗い、夜は暖かくしてよく睡眠をとって…と、罹患しないためのできる限りの対策をしていても、かかるときはかかってしまうインフルエンザは、まさに冬の疫病神というほかありません。

一度かかってしまえば、出勤や登校・登園の停止が法的に義務付けられていますし、大流行を起こさないために必要な措置とはいえ、働く社会人の皆さんにとってはなかなか悩ましい病気です。

一般的にインフルエンザというと、高熱などの激しい症状が短期間に起こるというイメージですが、微熱が長く続くというケースもあります。これは見逃しがちですが、実は通常の症状よりも怖い場合があるのです。

そこで今回はインフルエンザ微熱が続く原因と、通常の風邪との見分け方のポイントについてご説明していきたいと思います。

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■インフルエンザで微熱が続く原因は?

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インフルエンザなのに微熱が続くのは、主に3つの原因があります。

【原因①:予防接種を受けている】

予防接種を受けたおかげで、症状が軽く済むということがあります。

症状があまりに軽いために、インフルエンザと気づかないという場合さえあります。

インフルエンザの予防接種の効果と期間に関しては、下記の記事もご参照ください。
⇒ インフルエンザ予防接種の期間はどのくらい持続?
⇒ インフルエンザの子供の予防接種で知っておくべきことは!?

 

【原因②:風邪薬を飲んでいる】

風邪薬を飲んでいる場合も予防接種と同様です。

インフルエンザの初期症状で風邪と勘違いして風邪薬を服用した場合、微熱状態になり得ます。

風邪薬の効果で熱や頭痛などの症状は一時的に抑えることができるため、通常のインフルエンザの症状のように高熱が出なくなるかもしれません。

しかし、風邪薬はインフルエンザのウイルスに効く薬ではないため、結果的には回復を遅らせることとなってしまいます。
 

【原因③:加齢による発熱力不足】

そもそも発熱とは、体外から侵入してきたウイルスと戦うための体の防御機能です。

しかし、加齢とともにこの機能が衰えてくると、十分に発熱できないということが生じてきます。

実際に若い人ほどこの防御機能は敏感で、発熱しやすいという傾向があります。

「症状が微熱で済むなら楽でいいのではないか?」と思われるかもしれません。

実はそこに恐ろしい落とし穴があるので要注意です。

 

■インフルエンザで微熱が続く怖さとは?

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微熱に気を付けないといけないのは、微熱には下記のような怖さがあるからです。

① 肺炎を合併している可能性

熱が出ないからといってインフルエンザにかかっても、病院に行かずに放置してしまい、症状が悪化するケースがあります。

恐ろしいのはインフルエンザに肺炎を合併している場合です。

高熱が出ないと発見が遅れ、かなり重度の肺炎になってしまう可能性があります。
 

② 治りが遅くなる

インフルエンザの薬は48時間以内に薬を飲まないと効果がありません。

微熱しか出ないため病院に行くのを先延ばしにしてしまうと、適切な時期に治療を受けられなくなってしまいます。

治りが遅くなり、結果的には長期間苦しむことになってしまいます。

そうは言っても、微熱しか出なければなかなか病院に行こうとは思わないかもしれません。

インフルエンザなのか風邪なのか、判別に困る場合が起こることが予想されます。

そこで普通の風邪と見分けるポイントをご紹介したいと思います。

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■インフルエンザと風邪の見分け方は?

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次のような症状が見られたらインフルエンザを疑ってみてください。

【見分け方①:筋肉痛や関節痛がある】

筋肉痛関節痛があるのは、インフルエンザの特徴的な症状です。

風邪でこうした症状が見られることは少ないので、インフルエンザを疑ってみる必要があるでしょう。
 

【見分け方②:脈が早い】

熱が出なくても脈が速くなるという症状によって、インフルエンザが疑われる場合があります。

体の少しの異変にも気を配るようにしましょう。
 

【見分け方③:いつもと違う悪寒や倦怠感がある】

日ごろから風邪をひきやすい人は、自分の体調がわかりやすいかもしれませんが、普段の風邪とは違う感覚を感じたら、軽く見ずにすぐ病院で診てもらうようにしましょう。

 

■まとめ

それではインフルエンザに罹患していても微熱しかでない場合について振り返ってみましょう。

     

  • 予防接種を受けている場合、罹患しても微熱しかでないことがある
  • 罹患初期に風邪薬を飲むことにより、発熱が抑えられている
  • 加齢により、身体の発熱する能力が落ちている

症状としては微熱で済んでいても実際には罹患しているため、いつまでも辛い症状が長引いたり、もっと悪い場合には肺炎併発の発見が遅れたりする場合があります。

また、外出を続けているとウイルス保持者として大流行の原因になってしまうことも・・・

インフルエンザの症状と、通常の風邪との違いを見分けるポイントは以下の3つ。

  • 見分け方①:筋肉痛や関節痛がある
  • 見分け方②:脈が早い
  • 見分け方③:いつもと違う悪寒や倦怠感がある

「どうもいつもの風邪と違う…?」と思ったら、迷わず病院受診を!

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