風邪による中耳炎の症状とは?代表的なのがこの5つ!
「風邪からの中耳炎は、どんな症状が出るの??」
私の友人の子供が風邪から中耳炎を起こしてしまいました(;_;) 子供は耳の痛みを訴えていましたが、原因が分からず、あたふたしたとのこと。
その後耳鼻咽喉科を受診して、中耳炎であることが判明しました!
中耳炎というと慢性的な病気のイメージがありますよね。しかし、風邪によって急に中耳炎が起こることも十分あり得ます!
そこで気になるのが・・・
風邪による中耳炎の症状
主な症状は5つ。パニックにならないよう、風邪から中耳炎になる可能性があることを頭にいれておくことが大切(^^)
今回は風邪による中耳炎の症状について見ていきましょう!
目次
■風邪による中耳炎はどんな症状が出るの?
風邪によって起こる中耳炎は、どんな症状が出るのでしょうか?
主な症状が次の5つ。それは・・・
- 激しい耳の痛み
- 発熱
- 耳だれ(耳漏)
- 耳がつまる感覚
- 聞こえにくい
全ての症状が出るとは限りませんが、この中で最も現れやすいのが激しい耳の痛み。
中耳炎にはいくつか種類がありますが、風邪によって起こるのは急性中耳炎です。急性という名称の通り、急に症状が起こり始めることが多いのが特徴。
中耳炎は細菌やウイルスによって、中耳に炎症が起こることで症状が現れます。風邪を引いた時に、鼻や喉に存在している菌が耳に入り、中耳炎が起こるのです。
そのため、風邪による中耳炎になる場合は、鼻や喉の症状の後に続いて起こるのが特徴。耳に症状が出る前に、鼻や喉の症状があったかどうかを振り返っておきましょうね!
急性中耳炎は大人よりも、子供が圧倒的になりやすい病気です。それはどうしてなのでしょうか?
子供が急性中耳炎になりやすい理由について見ていきましょう!
■子供は急性中耳炎になりやすい!?
子供が急性中耳炎になりやすいのはどうしてなのでしょうか?
それには、2つの理由があります。
- 耳管が太く短いため
- 免疫力が弱いため
耳管とは中耳と喉の部分をつないでいる管のこと。子供の耳管は太くて短いため、細菌やウイルスが中耳に侵入しやすいのです。
また、大人と比較して免疫力が弱いため、細菌やウイルスに感染しやすいということも挙げられます。
上記2つの理由によって、子供は大人よりも急性中耳炎になりやすいのです。特に、3歳以下の子供に多いのが特徴。
子供が次のような行動やサインを示した時には、要注意です!
- 耳の痛みを訴える
- 耳を頻繁に触る
- 耳元に耳だれが付着している
- 呼び掛けへの反応が鈍い
- 機嫌が悪い
特に小さい子供や赤ちゃんの場合は、不快な症状があっても言葉で上手く表現できません。風邪を引いてこのような症状には、中耳炎の可能性も考えるようにしましょう。
急性中耳炎は安静にしていれば、自然治癒するものしょうか?
次の章で詳しく見ていきましょう!
■急性中耳炎は自然治癒するの?
急性中耳炎は自然治癒するのでしょうか?その答えは・・・
多くの場合自然治癒する
以前は、すぐに薬や鼓膜切開の治療を行う場合が主流でしたが、最近の研究で治療効果はあまり高くないことが判明しています。
大抵はそのまま安静にしていれば、自然治癒すると言われています。
病院に行くのが数日遅れても、中耳炎の経過はほとんど変わりません。また、後遺症が出る心配も不要です。
また、急性中耳炎によって痛みが出ても、ずっと続くというわけではありません。基本的には一過性の痛みで、時間が経過すれば落ち着きます。
もしも夜間に急性中耳炎の症状が出た場合には、どうすればよいのでしょうか?
次の章で対処法を見ていきましょう!
■急性中耳炎の応急処置は?
風邪から急性中耳炎になってしまった場合には、どんな対処をすればよいでしょうか?
そんな場合の応急処置は次の2つ。
- 耳を冷やす
- 解熱鎮痛剤を使用する
それぞれについて見ていきましょう!
① 耳を冷やす
1つ目の対処法は耳を冷やすこと。
急性中耳炎の場合、急に耳の痛みに襲われることがあります。夜間に症状が出た場合には、すぐに病院に行くことができませんよね(^^;)
そんな場合には、耳や耳周辺を冷やすことによって、痛みを楽にすることができます!また、風通しの良い場所へ行ったり、室温を下げることも同様の効果があります。
突然の耳の痛みには、冷やすことを覚えておきましょう!
② 解熱鎮痛剤を使用する
2つ目の対処法は解熱鎮痛剤を使用すること。
冷やしても耳の痛みが治まらない場合、解熱鎮痛剤で痛みを抑えましょう!一時的な処置ですが、耳が痛くて眠れない時などには大変有効です。
特に座薬は即効性があり、痛みの我慢が難しい子供には良い方法ですよ(^^)
根本的な治療法ではありませんが、痛みを抑えるのに有効な方法として頭に入れておきましょうね!
上記の方法によって痛みが落ち着いた場合には、しばらく様子を見ても大丈夫です(^^)
痛みが強い場合や心配な場合には、耳鼻咽喉科を受診しましょうね!
■まとめ
風邪による中耳炎の症状について振り返っておきましょう。
・激しい耳の痛み
・発熱
・耳だれ(耳漏)
・耳がつまる感覚
・聞こえにくい
風邪によって起こる中耳炎のことを急性中耳炎と言います。
上記の症状の中で、最も起こる可能性が高いのが激しい耳の痛み。風邪を引いて耳に激しい痛みがあるという場合には、急性中耳炎の可能性を頭に入れておきましょう!
急性中耳炎は3歳以下の子供に多いです。
冒頭で紹介した友人の子供は2歳であるため、ちょうど症状が起こりやすい年齢でした。薬を処方してもらい、症状は長く続かずに完治しました!
風邪によって耳に症状が出る場合には、中耳炎の可能性を頭に入れておきましょうね(^^)
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