ヒアリによる時間経過の症状とは!?起こり得る現象がコレら!
「ヒアリに刺されると、どんな症状が出てくるの??」
殺人アリともよばれている危険なヒアリ。国内でもヒアリが発見された事例が多数報告されているので、非常に不安ですよね(^_^;)
強い毒を持つヒアリですが、刺されるとどうなっていくのでしょうか?そこで気になるのが・・・
刺された症状の時間経過
軽症であれば大きな問題にはなりません。しかし、程度が重ければ、時間の経過とともに生命に危険が及ぶ可能性もあるのです!
今回はヒアリによる症状の時間経過について見ていきましょう!
■ヒアリに刺されると現れる症状とは?
ヒアリの持つ毒は、刺されると激しい痛みを引き起こします。
刺された直後と時間が経った後では、症状が変わっていきます。どの程度の症状が出るかについては、個人差が大きいです。
そのため、症状の程度と時間の経過による特徴的な症状について、以下にまとめてみました!
<ヒアリによる症状の経過>
【軽度】
・ 刺された直後:熱さを感じる激しい痛み・かゆみ
・ 約10時間後:膿(うみ)の出現
【中度】
・ 刺された直後:熱さを感じる激しい痛み・かゆみ
・ 数分〜数10分後:刺された部位を中心に腫れが起こる。時間の経過とともに、腫れが広がっていく。
【重度】
・ 刺された直後:熱さを感じる激しい痛み・かゆみ
・ 数分〜数10分後:呼吸困難・じんましん・激しい動悸を起こすことがある。これらの症状が起きた場合は、即時型アレルギー反応と呼ばれるアナフィラキシーである可能性が高い。処置が遅れると、生命の危険がある。
症状が重度になると、アナフィラキシーを引き起こす可能性があります。これはどんな状態を指すのでしょうか?
次の章で詳しく見ていきましょう!
■アナフィラキシーとは?
アナフィラキシーとは、どういったことを指すのでしょうか?それは・・・
全身に起こる急性のアレルギー反応のこと
全身に複数の症状が起こるのが特徴です。特に症状が起こりやすいのが皮膚・粘膜・呼吸器・消化器・循環器。
具体的な症状について、下記にまとめてみました!
【皮膚】
・ かゆみ、赤み、じんましんなど
【粘膜】
・ 目のかゆみ、唇や口の中の腫れなど
【呼吸器】
・ 息苦しさ、咳、声のかすれなど
【消化器】
・ 腹痛、嘔吐など
【循環器】
・ 呼吸が速くなる、顔面蒼白、ショック症状など
症状が重症化すると、呼吸困難や意識障害が起こり、生命の危険に至ることもあります。
アナフィラキシーは急激に症状が進行する可能性が高いので、すぐに医療機関を受診することが大切。近くに医療機関がない場合には、救急車を呼びましょう!
もしヒアリに刺された場合、ただ黙っているのではなく、少しでも症状を軽減させていきたいですよね。自分でできる対処法はないのでしょうか?
次の章で見ていきましょう!
■ヒアリに刺された時の対処法は?
ヒアリに刺された場合には、可能な限り症状を悪化させないことが大切です。
自分でできる対処法として、特に大事なポイントは二つ。それぞれについてお伝えしていきますね!
対処法①:刺された部位を洗い流す
ヒアリの毒を可能な限り洗い流すことが目的。
患部を洗い流すことで、体内に入っていく毒をなるべく少なくします。
その際に、患部を叩いたり・掻いたりすることは絶対に避けましょう!体内で毒が広がってしまう可能性があります。
体内に入る毒が少なければ、それだけ重度な症状が出るリスクを下げられるというわけです。
対処法②:刺された部位を冷やす
刺された部位を冷やすのは、症状を和らげることが目的。
冷やすと血管が収縮するため、かゆみを感じにくくなります。保冷剤や冷たい飲み物などで刺された部位を冷やしましょう!
かゆみを和らげることで、刺された部位を掻いてしまうリスクを下げることにつながります。
ただし、これらの対処法はあくまで応急処置。これで症状が治るというわけではありません。
応急処置をした上で、医療機関を受診することを忘れないようにしましょうね!診療科は皮膚科がベストですよ(^^)
■まとめ
ヒアリによる症状の時間経過について振り返っておきましょう。
◎ 刺された直後:熱さを感じる激しい痛み・かゆみ
◎ その後は、症状の程度によって腫れ・膿の出現・アナフィラキシーを引き起こす可能性
刺された後にどんな症状が現れるかは、個人差が大きいです。軽度であれば膿の出現で済みますが、重度の場合だとアナフィラキシーを引き起こす可能性もあります。
アナフィラキシーは、全身に起こる急性のアレルギー反応のことで、症状が重いと生命に関わる危険性も・・。
スズメバチに刺されると危ないって聞いたことはありませんか?これもアナフィラキシーによる危険性なんですよ(^^;)
もしもヒアリに刺されたら、刺された部位を洗い流す・冷やすといった対処を行い、早い段階で医療機関を受診しましょうね!