春眠い理由とは?克服する3つのポイント!

209472
「ポカポカと暖かい日が増えてきて、なぜか昼間でも眠いんだよなぁ…」

ということはないでしょうか?

私も春の時期には昼間の眠気が襲ってきやすいです。太ももを何度もつねりながらなんとかこらえています(笑)。それでも仕事中には眠れないのが辛いところ・・・

春眠暁を覚えずということわざがある通り、春はなぜかとても眠くなる季節ですよね。しかし、春は気持ちのいい季節だからなんとなくそう感じるというわけではないのです。そこで気になるのが・・・

春特有の眠気の原因

原因は主に3つ。それぞれについて詳しく見ていきましょう。

そこで今回は春に眠い理由と眠気対策についてご紹介していきます。

スポンサードリンク


■春に眠い理由とは?

103902
春に眠いのはなぜでしょうか?春の眠気の原因には主に3つの理由があります。

1つずつ春に眠い理由を解説していきますね。

【原因①:日中の気温差の影響】

ELL92_haruranman20130328-thumb-815xauto-16741
春は温かくなってくるとはいえ、それは日中の話です。春はまだまだ昼夜の気温の変動が激しい季節。

そこで体温をコントロールする働きをしている自律神経が変化についていけず負担がかかるようになります。自律神経は体温や呼吸など自分の意思でコントロールできない体の機能を調整する神経です。

自律神経は昼と夜の緊張状態とリラックス状態をコントロールする働きもしているため、自律神経の働きが狂うとこの調節も狂い、活動するべき時間の昼間に眠気が生じるということが起こるのです。
 

【原因②:睡眠ホルモンの影響】

眠さを感じるのには体内ホルモンのメラトニンの影響もあります。メラトニンとは睡眠へ誘導する脳内物質のことで、暗さを感じると分泌が起こります。

冬の間は日照時間が少ないためにメラトニンの分泌量が自然と多くなります。しかし、春になってもメラトニンの分泌が冬のパターンをひきずっていると、メラトニンの分泌が不規則となって昼間でも眠気が出るような状態になるのです。
 

【原因③:花粉症の影響】

free-illustraion-hay-fever-11
春に一番悩まされるのが花粉症ですが、この花粉症も眠さと関係があります。花粉症は花粉から体から守ろうとする過剰な防衛反応のこと。

体の免疫機能が花粉と闘うためにフル活動している状態になるわけですが、それにより全身の体力が低下して眠気につながるのです。

花粉症で眠いという症状に関して、こちらに詳しい記事を書いていますので、ご参照くださいませ。
⇒ 花粉症でだるい眠いという症状ってあるの?

 
春に眠い原因がわかっても対策がわからないと解消できませんよね。夜に気持ちよく寝ることができるのはいいことですが、仕事や学校に行かなければいけない日中まで眠さが続いて集中力が低下するのは困ってしまいます。

続いて春の眠気の対策ポイントをご紹介していきます。

スポンサードリンク


■春に眠い場合の対策は?

039529
春の眠気に効く対策を3つご紹介します。

【対策①:日中の気温差に対して】

気温差により自律神経の乱れが生じないよう、着る服を調整して、体温の変化に気を配るようにしましょう。

服を1枚羽織るだけで5℃程もの温度変化を抑えることができます。そうすると、体への負担が相当軽減できるわけです。

脱ぎ着して調整できるように服装を工夫して朝晩の気温の低い時間帯も乗り切るようにしましょう。
 

【対策②:睡眠ホルモンに対して】

睡眠ホルモンであるメラトニンの分泌を正常化するには、就寝前と目覚め時の習慣に注意を払うようにしましょう。

夜はスムーズに睡眠に入ることができるように、就寝1時間前には強い光を浴びないようにしましょう。

朝はなるべく同じ時間に起きるようにし、起きたら太陽の光を浴びて体内の目覚めのスイッチを入れてあげるようにしましょう。朝に光を浴びないとメラトニンの分泌に影響が出てしまい、昼間の眠気の原因となってしまいます。
 

【対策③:花粉症に対して】

花粉症で体力を大幅に消耗して眠くなってしまうことがないように、花粉症の対策を行いましょう。

花粉の飛散情報をこまめにチェックし飛散が多い日は外出を控えるなど調整するようにしましょう。

また、外出時には眼鏡やマスクなどで花粉をシャットアウトし、なるべく症状を軽減させることが眠気対策にもつながります。

 

■まとめ

春に眠い理由についてもう一度振り返っておきましょう。

<春に眠い理由はコレ!>
① 日中の気温差が大きい
② 睡眠ホルモン「メラトニン」の影響
③ 花粉症の影響

 
春は昼夜の気温の変動が激しい季節なので、体が気温差になかなかついていかないためです。また、日照時間が長くなってくるので、睡眠ホルモン「メラトニン」の分泌パターンが変わることも影響します。

また、花粉症の影響によっても眠気が起こります。「薬を飲んだ時じゃないの?」という声が聞こえてきそうですが、薬を飲んでいない時でも体の免疫がフル活動していることで、眠気が起こる原因となるのです。

春の気候はついつい眠気を誘われますね。眠いのはあなただけではなく、皆が感じているもの

残念ながら春の眠気対策に特効薬のようなものはありません。それゆえに日常生活に注意を払うことが非常に大切なのです。

気温差や睡眠リズムにはしっかりと気を配り、春の眠気対策を日頃から心がけていきましょうね!

(Visited 1,389 times, 1 visits today)

スポンサードリンク


3 Responses to “春眠い理由とは?克服する3つのポイント!”

  1. ヤマトタケル より:

    通りすがりの者です。

    情報のご提供、有難うございました。
    お仕事頑張ってください。
    失礼します。

    • NISHI より:

      ヤマト 様

      こんにちは。
      ブログ管理人のニシと申します。

      ご連絡をいただきありがとうございます!
      少しなりとも、ヤマトさまのお力になれたようで嬉しく思います。

      健康の気になるあれこれ
      ブログ管理人:ニシ

  2. […] 【参考文献】 ・環境省 http://www.env.go.jp/chemi/anzen/kafun/manual.html ・エスエス製薬 花粉症対策 早めの対策で花粉症をケアしよう http://www.ssp.co.jp/alesion/hayfever/protection/ ・病気の気になるあれこれ 臨床検査技師が運営する 健康・医療の情報ブログ http://kenko-arekore.com/archives/2989.html […]

コメントを残す

CAPTCHA


サブコンテンツ

このページの先頭へ