春に肩こりが起こりやすくなる3つの原因とは?
季節の変わり目は不調を訴える人が多くいます。
特に最近増えているのが「春の肩こり」です。
女性に多いのが特徴です。
50代までの女性の4人に1人が春になると肩こりになったり、
悪化するという結果が報告されています。
春の肩こりにはさまざまな理由があります。
せっかく暖かくなった気持ちのいい季節です。
今からできることや生活習慣を見直し、
辛い肩こりを自らケアしていくようにしましょう。
目次
■春の肩こりの3つの原因とは?
【原因①】激しい気温差によるもの
身体が「冬モード」から「春モード」に切り替わるとき、
自律神経(交感神経・副交感神経)が上手く順応していないこと
から起こります。
※自律神経については前回の記事「春の眠気の原因とは?」の記事を
ご参照ください。
さらに、春はまだ気温が安定していません。
ぽかぽかした暖かい日があれば、突然、寒い日がやってくることも。
気温に合わせて身体は大忙しで変化に対応しようとします。
それにより、血液の循環が悪くなってしまうのです。
心臓より肩は上にあるので、ただでさえ血液の巡りにくい場所であるのに、
このような状態では肩こりが起こりやすいです。
また、女性は春らしいファッションということで、薄着になりがちです。
男性はコートやジャケットの種類が変わっても、
中のスーツなどは変わらないため、
女性よりも厚手の服装である場合が多いです。
そのため、女性の方が肩こりになる、
もしくは悪化することが多い理由です。
【原因②】花粉症によるもの
花粉症は副交感神経が異常に興奮するために、
鼻水・涙などの分泌物がたくさん分泌される反応です。
花粉症によるアレルギー反応で副交感神経が優位にたってしまうと、
上記のような症状だけではなく、
アレルギーは身体にとってストレスになるのです。
アレルギーを感じると身体は花粉をどうにかしようと躍起になります。
そうすると今度は交感神経を活発にしようと動き出すのです。
結果、副交感神経と交感神経のバランスが上手く取れず、
血管が収縮してしまいます。
自律神経のバランスを崩してしまうのです。
それにより、肩こりに影響してきます。
【原因③】環境の変化によるもの
新しい環境はドキドキしますよね。
でも、ドキドキが大きくなったり、
環境の変化は身体に負担を感じさせるのです。
交感神経が優位に立てばずっと緊張した状態が続いてしまいます。
そうなると筋肉も緩まず、肩こりも感じてしまうのです。
■春の肩こりを改善するにはどうすればいい?
① 冷え対策を心がける
女性は特に、春はファッションに気合を入れてしまいがちです。
暖かくなったからといっても日が陰ると寒くなったり、
まだ風が冷たかったりしますよね。
冷えは万病の元で、肩こりの大きな原因でもあります。
おしゃれをしても、カーディガンやセーターを羽織るようにしましょう。
特に、交感神経と副交感神経のバランスが崩れてしまうと、
血行が悪くなります。
血行が悪くなれば冷えにも繋がりますので、温かい格好で過ごしましょう。
② 身体全体の血行を良くする
何かと忙しくなるのが春という季節です。
忙しくなれば、当然、身体は交感神経に傾きますから、
それを補うのにリラックスすることは効果的です。
全身浴で血行を良くするのは、冷え対策にも効果的ですし、
ストレスを軽減する事にも役立ちます。
シャワーで済まさず、湯船に入るようにしましょう。
お風呂にお塩や、柑橘類、アロマやハーブなどを入れるのも効果的です。
ぜひ、実践していきましょう。
③ 自律神経のバランスをとる
夜、夜更かしをして、パソコンやスマートフォンなどで遊んだり、
ずっと緊張したままでいると、交感神経が優位になります。
交感神経は身体を緊張させますから、筋肉が緩まず、
肩こりにも繋がります。
良質な睡眠のためには、寝る1時間前にはパソコンやスマートフォン
を操作するのをやめましょう。
春に近づいて肩こりが起こった、ひどくなったという場合は今回の記事を参考にしてみてくださいね。
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