花粉で皮膚のかゆみ?知っておきたい原因と対策!
花粉が飛散する時期になると、鼻はムズムズ、目はかゆい、鼻水やクシャミが止まらない…ということに悩まされる方は多いと思います。
ただ、花粉症の時期に「なぜか顔や首がかゆくなるんだけど…」という肌のトラブルを抱えるという経験はありませんか?花粉と皮膚がかゆくなるのとは関係ないと思いがちですが、実は関係があるのです。
顔や首のかゆみ、赤いブツブツ、白い粉がふくなど花粉が引き起こす肌トラブルはたくさん。実は花粉症の7割以上の方が花粉による何らかしらの肌トラブルを抱えているそうですよ!
花粉と皮膚のかゆみに関係があるってなかなか聞かないですよね。どういうことなのか気になる方も多いのではないでしょうか?
そこで今回は、花粉症で皮膚のかゆみが出る原因とその対策についてご紹介したいと思います。
目次
■花粉で皮膚にかゆみが出る原因とは?
花粉症で一般的に知られるのは「眼症状」「鼻症状」ですが、その他に「皮膚症状」が現れることがあります。皮膚症状の特徴としては、スギ花粉の飛散時期に顔や首などにかゆみや湿疹の症状が現れます。
2月から4月になると「この時期はなぜか顔や首がかゆくなる…」ということはないでしょうか?それはもしかすると、スギ花粉が原因の「スギ花粉皮膚炎」かもしれませんよ。
花粉皮膚炎は花粉に対するアレルギー反応であり、皮膚のバリア機能が低下することによって、引き起こされる症状なのです。皮膚にかゆみがでるのは、花粉がつくことによって、アレルギー反応が起こることが原因です。
そんな花粉皮膚炎ですが、どのような症状がある時に花粉皮膚炎を疑うのでしょうか?
続いて花粉皮膚炎の症状についてご紹介します。
■花粉皮膚炎の症状とは?
肌のトラブルにも様々な原因がありますが、どのような症状の場合花粉皮膚炎に当てはまるのでしょうか?
花粉皮膚炎は下記のような症状があります。
・目や鼻の周りがカサカサする
・あごから首にかけてかゆい
・赤くて細かいブツブツ(湿疹)が出ている
・白く粉吹きが見られる
・化粧のノリが悪くなる
また、元々の体質として花粉皮膚炎にかかりやすい人がいます。下記のような人は花粉皮膚炎に要注意です。
- アトピー性皮膚炎の人
- 乾燥肌の人
- 敏感肌の人
ここまで花粉皮膚炎についてご説明してきましたが、やはり気になるのは対策方法だと思います。花粉のシーズンもなるべくトラブルの少ない肌で過ごしたいものですよね。
そこで花粉皮膚炎の対策方法についてもご紹介したいと思います。
■花粉皮膚炎の対策とは?
花粉皮膚炎の症状を改善するためにできる3つの対策をご紹介します。
【対策①:洗顔と保湿】
外から帰ったら顔についた花粉を落とすために、洗顔はとても重要ですが、敏感になっている肌にとって保湿も欠かせないことの一つです。
乾燥した肌はダメージを受けやすくなっている状態なので、その状態で花粉が付着すると、アレルギー反応がより強く出てしまうんですね。そうなるとより一層かゆみが強く…
「皮膚がかゆい…」というあなたは、乾燥肌になっているということはないでしょうか?
それを防ぐためには、洗顔と保湿が重要です。洗顔の際はクレンジング力の強いものは避け、肌に負担がかからない石鹸や洗顔料を使うようにしましょう。また、洗顔後はすぐに化粧水をつけ、肌から水分が蒸発するのを避けるようにしましょう。
【対策②:花粉に触れないようにする】
花粉対策の基本はとにかく花粉に触れないことです。外出の際にはメガネ・マスク・帽子・ストールなどを着用するようにしましょう。肌の露出をできるだけ減らすことで、花粉の付着を避けることができますよ。
また、花粉がよく飛ぶ時間帯があります。特に昼前から3時までは花粉の飛散量が多い時間帯となりますので、予定が調整できる場合は外出を控えるとよいでしょう。
【対策③:ワセリンを塗る】
花粉によって敏感になった肌をガードし、保湿するのにおすすめなのが「ワセリン」です。
ワセリンには粘膜を保護する効果や、花粉をキャッチして体内に取り込ませない効果があり、外出時に塗って出かければ花粉から肌を守ることができます。
「副作用はどうなの?」というのが気になる方もいるのではないでしょうか?でも、それは心配無用!
ワセリンは赤ちゃんの肌の保湿にも使われているくらいなので、安全に使うことができます。薬ではないので、手頃な価格でたっぷりと使うことができますよ。
ワセリンは塗ってから時間が経つと薄まってくるので、3,4時間ごとに塗り直すと効果が持続します。少しべたべたするのが難点ですが、精製度が高いワセリンを選ぶと、伸びがよくてベタベタを軽減することができますよ!
■まとめ
花粉で皮膚にかゆみが出る原因についてもう一度振り返っておきましょう!
花粉で皮膚にかゆみの原因は、花粉に対するアレルギー反応である「花粉皮膚炎」です。目のかゆみや鼻のムズムズなどといった症状の「肌バージョン」というとイメージしやすいと思います。
かゆみの出る部位は、肌が露出している顔や首が大半です。そんな花粉皮膚炎の症状には次のようなものがあります。
顔や首など肌が露出している部分が、
・カサカサする
・かゆみがある
・赤いブツブツ(湿疹)が出る
・白い粉吹きが出る
このような症状が見られる場合には、下記のような対策をしていきましょう。
・洗顔と保湿
・花粉に触れないようにする
・ワセリンを塗る
私も花粉症ですが、目や鼻の症状ばかりで皮膚のかゆみを意識したことはありませんでした。これからは花粉症の時期に皮膚のかゆみが出るかどうかを意識していきたいと思います。
花粉と皮膚のかゆみに関連があるって結構知らない人も多いと思うんですよね。なので、花粉が飛ぶ時期に顔や首がかゆみと悩まされている方は、ぜひ参考にしてみてくださいね!
タグ:花粉症対策