低温やけどとは?その症状と治療法は?

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気付かない間に肌が火傷してしまう低温やけど
湯たんぽやカイロの裏側に注意書きが書かれている事をご存知ですか?

実は、低温だからといってバカにできないのが低温やけどの怖いところ。

普通の火傷よりも重症になってしまう可能性もあるのです!

絶対に気を付けたい低温やけどについて、ご紹介します。

 

■低温やけどって何?普通のやけどとどう違うの?

低温やけどは温熱熱傷と呼ばれ、熱湯、火、蒸気の熱などの影響
で起こる損傷の事を言います。

普通ならば火傷しない温度なのに、長時間の直接接触により生じる熱傷です。

普通のやけどは皮膚の感覚が「熱い!」と思うと、
咄嗟に手を引っ込めますので、損傷されるのは表皮表面になります。

しかし、低温やけどは低温でじっくりゆっくり焼けていくので、
深部の損傷が大きいのです。

そのため、普通のやけどよりも重症になってしまう事が多いのも特徴の一つといえます。

 

■低温やけどの症状とは?

最初は痛みを感じないのに、日が経つにつれ皮膚が死んでいきます。
そして、傷が深くなります。

発赤や水疱だけでなく、皮膚が壊死してしまう可能性があるのです。

これはなぜかというと、深部組織が損傷しているわけですから、
皮膚を維持する血流が無くなり、徐々に皮膚が壊死します。

深部が損傷を起こすと、それに耐えられなくなった皮膚が
結果的に壊死を起こしてしまうのです。

初期症状は次のような症状です。
1.皮膚にピリピリした感覚が出る
2.皮膚に赤みが出てくる

その後、低温やけどを起こして1~2週間までに、
皮膚の色が白色に変わり、さらに灰白色、黄色へと変わります。

また、黒くなることもあり、細菌に感染すると膿が出るようになります。

 

■どういった原因で起こるのか?

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主な原因となるのが下記の暖房器具です。

・ホットカーペット
・カイロ
・温風ヒーター
・湯たんぽ
・ストーブ

冬の必需品と言っても過言ではない暖房器具ですね。

正常な状態なら、熱さがいきすぎると察知し避けようとするのですが、
熟睡、身体が不自由、知覚麻痺、泥酔、一酸化炭素中毒など
になっていると避ける事が困難になります。

また、お年寄りも感覚が鈍感になっているので注意が必要です。

糖尿病などで循環不良ですと、損傷しやすくなります。

 

■低温やけどの治療法は?治るまでの期間は?

通常のやけどのように、湿潤療法、患部の冷却、軟膏治療はあまり意味がありません。

受傷直後は変化がないので気付きにくいのも厄介です。

受傷してから一週間くらい経って、疼痛があらわれ、皮膚が壊死していきます。

初期になんらかの対処をしようとしても、皮膚の壊死は防げません。

痛みがなくても、赤みや水ぶくれがある場合は、
早めに皮膚科を受診するようにしましょう!

最近知られることが多くなってきたのが「温潤療法」です。

うるおい療法とも呼ばれ、「自己治癒能力」を最大限に生かして
治療する方法です。

傷面から出る滲出液(傷の表面から“ジクジク”と滲み出て来る液体)には、
皮膚を再生させる細胞成長因子がたくさん含まれています。

この滲出液を傷面に潤わせて早く治す方法です。

早く治る上に傷跡が残りにくいとして注目されています。

ただ、湿潤療法を行っている医療機関と行っていない医療機関があるため、
事前に確認しておきましょう!

程度にもよりますが、早ければ1~2週間
重症だと1カ月以上かかることになります。

 

■どんな暖房器具の使い方をすると低温やけどを引き起こすのか?

温かい程度に感じるものでも、皮膚の直接接触は避けるか、
短時間
にしましょう。

温度と接触時間には気を配るようにしてください。

だいたい40度くらいだと4時間程度、45度くらいで1時間、
50度では2~3分
で損傷してしまいますので、
温度にはくれぐれも気を付けるようにしてください。

 

■低温やけどを防ぐにはどうしたらいい?

下記の3つを特に意識していきましょう。

・ゆたんぽやあんかはカバーにくるんで肌に直接触れること
・ホットカーペットやこたつをつけたまま眠らないこと
・お年寄りや乳幼児のいるご家庭では家族の人が気を配ること

 


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