インフルエンザは再発する可能性がある!?その理由がこの2つ!
「インフルエンザは再発の可能性があるの??」
私は小学生の頃にインフルエンザになりました。一度なれば、今シーズンはもう大丈夫だろうと思っていました。
しかし、2週間後にインフルエンザが再発したのです!
短期間でインフルエンザに2回かかることはないと親から聞いていたので、ビックリでしたΣ(゚Д゚)
しかし、インフルエンザ再発の可能性は十分あるのです!その理由が次の2つ。
- 型が違う可能性があるから
- 同じ型でも種類が違う可能性があるから
理由だけ聞いても、どういうことなのかピンと来ませんよね(^^;) それぞれについて、段階を踏んでお伝えしていきますね!
今回はインフルエンザが再発する理由について見ていきましょう!
■理由①:型が違う可能性があるから
理由の1つ目は型の違い。
インフルエンザと一口に言っても、実は原因となるウイルスは1種類ではありません。
どういうことなのでしょうか?それは・・・
インフルエンザには異なる型があること
インフルエンザはウイルスの種類によって、実はA型・B型・C型という3種類の型があります。C型は風邪程度の症状であるため、今回は割愛します。
インフルエンザによって体調に大きく影響が出るのはA型とB型。同じ型であれば、1度感染すると免疫ができます。
しかし、型が違う場合にはもう一方の型には免疫ができず、2回かかるということがあります。A型に感染した後にB型、B型に感染した後にA型といった具合です。
インフルエンザの型は違っても、インフルエンザという病名の分類では同じなのです。そのため、再発の可能性は十分にあるということ。
ごくまれではありますが、A型とB型両方のインフルエンザに同時にかかるということもあり得ます。油断できないですね(^^;)
同じインフルエンザとはいうものの、別物と見た方がよいかもしれません。
インフルエンザのA型とB型では、具体的に何が違うのでしょうか?
それは主に感染時期と症状。
A型は12月から3月に発症しやすいのに対し、B型は2月から3月に発症する場合が多いです。
また、A型では38度以上の高熱・悪寒・体の痛みといったインフルエンザの代表的な症状が現れるのに対し、B型は微熱・下痢・嘔吐といったA型よりも軽めの症状が特徴。
実は、インフルエンザは同じ型でも、種類が豊富にあります。そのため、2回ともA型という可能性もあり得るのです。
どういうことなのか気になりますね(^^)
2つ目の理由について、詳しく見ていきましょう!
■理由②:同じ型でも種類が違う可能性があるから
理由の2つ目は種類の違い。
A型に感染したのにも関わらず、またA型に感染する。もしくは、B型に再度感染するという可能性もあります。
同じ型であれば免疫ができているはずなのに、どうしてなのでしょうか?それは・・・
同じ型にも種類があるから
A型とB型というくくりでも、実は多くの種類があるのです。多くの種類があるのは、ウイルスの表面を覆うタンパク質の構造の違いが関係しています。
A型はなんと140種類以上もあるんですよ!毎年少しずつ少しずつ変異を繰り返しているため、こんなにも種類が多いのです。
残念ながら、これからも増えていくかもしれません(;_;)
これだけ多くの種類があるため、身体は別のウイルスだと判断してしまいます。そのため、免疫機能が対応しきれず、繰り返し感染する可能性があるということ。
B型は2種類のため、A型に比べて同じ型で再発する可能性は低いです。それでも、再発の可能性があることを頭に入れておきましょう!
インフルエンザに1度感染したから大丈夫だと思って、安心はできないということです(^_^;)
インフルエンザ再発ということにならないように、しっかりと健康管理をしていきましょうね!
■まとめ
インフルエンザ再発の可能性がある理由を振り返っておきましょう。
① 型が違う可能性があるから
② 同じ型でも種類が違う可能性があるから
インフルエンザに感染したといっても、実は様々な分類があるのです。大きな分類が“型”でA型とB型に分けられます。
さらにA型とB型は、ウイルスのタンパク質の構造によって複数の種類に分けられます。A型は140以上もの種類があり、B型は2種類。
型や種類が違えば、身体は別のウイルスとして誤って判断する可能性があります。そうなると、インフルエンザ再発は十分あり得るのです!
私は臨床検査技師という立場もあるので、再発の可能性があることを周りの知人たちにも伝えるようにしています(^^)
インフルエンザが再発しないよう、感染した後も絶対に健康管理を怠らないようにしましょうね!
タグ:ウイルス・細菌