頭皮のフケの原因とは?乾燥性のフケでお悩みの方へ!
毎日シャンプーをして頭皮を清潔にしているはずなのに、いつの間にか肩にフケが積もっている、なんて経験をされたことはありませんか?
「フケ」と聞くとどうしても不潔なイメージを思い浮かべる方も多いと思いますが、実際には頭皮を清潔にしていてもフケが出るケースもあるのです。
そのフケの原因は乾燥かもしれません。
特に冬になると空気が乾燥しやすくなるため、頭皮の皮脂が必要以上に奪われてしまい、頭皮も乾燥してしまいます。
いったい「頭皮の乾燥」と「フケ」とはどういった関係があるのでしょうか?
頭皮の乾燥のメカニズムについて知ると、フケを改善につなげることができます。
そこで今回は乾燥性のフケについて、その原因と対策をご紹介します。
目次
■頭皮の乾燥がフケの原因に!?
フケとは頭皮の表皮細胞のことです。
正常な状態であれば頭皮の表皮細胞は新陳代謝が行われ、表皮細胞が入れ替わる時に古い細胞が少しずつ剥がれ落ちていきます。
ところが頭皮が乾燥すると、頭皮の状態が悪化してしまいます。
健康な頭皮は適度な皮脂によって水分の蒸発を防ぎ、外部の刺激(紫外線など)から頭皮を守る役割を持っていますが、乾燥した頭皮はその正常な働きができなくなります。
そして頭皮の状態が悪化してくると、新陳代謝の正常なサイクルではなく、塊のような状態で表皮細胞が剥がれ落ちます。
それが大量の「フケの正体」なのです。
それではこうした乾燥性のフケは、どうして発症してしまうのでしょうか?
環境や頭皮ケアの方法などに原因があるので、詳しく見ていきましょう。
■頭皮のフケの原因とは?
頭皮のフケの原因となる要素は主に3つあります。
【原因①:空気の乾燥】
冬は特にフケが出やすくなる季節です。
冬は一年で一番湿度が低くなる時期だからです。
湿度が低くなることで、空気が乾燥し頭皮が乾燥するとフケが多くなってしまうのです。
【原因②:シャンプーによる皮脂のとりすぎ】
合成界面活性剤を主成分とした洗浄力の強いシャンプーは、しっかり洗いあげた感覚がある代わりに必要以上に皮脂をとりすぎるというデメリットがあります。
適度な皮脂は頭皮を保護するのに必要なものですが、それまで洗い落してしまうと頭皮が乾燥状態となり、フケの原因となってしまうのです。
【原因③:加齢】
加齢によって体の水分量が少なくなっていき、乾燥しやすくなるという原因も挙げることができます。
成人の体の水分量が60%であるのに対して、老人になると50%と大きく低下します。
すると肌が乾燥肌になりやすくなり、頭皮も例外ではなく乾燥しやすくなります。
その結果、フケが出やすい体質となってしまいます。
フケの主な原因となる頭皮の乾燥ですが、防止することは可能です。
すぐに実践できる頭皮の乾燥対策についてご紹介します。
■頭皮の乾燥を防ぐにはどうすればいい?
3つの頭皮の乾燥対策をご紹介したいと思います。
【対策①:適切な湿度】
部屋の湿度は50〜60%に調整することが効果的です。
湿度を管理するには加湿器を利用するのが手軽です。
【対策②:シャンプー選び】
シャンプーは頭皮への刺激が少ないものを選ぶようにしましょう。
市販の8割から9割は高級アルコール系といって皮脂を落としすぎるものが多いので、アミノ酸系のシャンプーを意識的に選びましょう。
【対策③:頭皮の保湿】
顔と同じく頭皮も保湿をすることで乾燥対策をすることができます。
できれば頭皮用の美容液やローションなどを使うのがオススメです。
皮脂分泌のコントロールができるタイプのものなどもあるので、こちらを使うと更に効果的です。
■まとめ
頭皮のフケの原因についてもう一度確認しておきましょう!
頭皮が乾燥すると、頭皮の表皮細胞の新陳代謝のサイクルが乱れ、塊のような状態で表皮細胞が剥がれ落ちます。
頭皮が乾燥する原因として、
- 空気の乾燥
- 皮脂のとりすぎ
- 加齢
があります。
乾燥による頭皮のフケを防ぐためには、頭皮の乾燥を防ぐことが重要です。
加湿器を使用して空気の乾燥を防ぐこと、シャンプー選びなどに気を付けて、頭皮の乾燥によるフケを防いでいきましょう!
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