鼻血が突然出る原因とは?鼻血への対処法も紹介!
思わぬ時に突然鼻血が出て困った経験はありませんか?
そんな時には慌てず冷静に対処することが大切です。
適切な対処方法を事前に知っておくといいですよね。
そこで今回は鼻血が突然出る原因と、出てしまった時の対処法をご紹介します。
目次
■鼻血が突然出る原因は?
ほとんどの鼻血は鼻孔の前方部分にあるキーゼルバッハ部位の出血です。
この部位は毛細血管が集中していて粘膜が薄くて傷つきやすく、風邪やアレルギー性鼻炎でしょっちゅう鼻をかむことで、血管が切れやすい状態となってしまうのです。
突然に出る鼻血には主に分けて3つの原因があります。
【原因①:風邪・アレルギー性鼻炎】
風邪やアレルギー性鼻炎によって鼻の内側の粘膜が弱ると、鼻血が出やすくなります。
風邪やアレルギーが原因になっている場合には、なるべく原因の根本解決に努め、たくさん鼻をかまなくてもよいように体調を整えましょう。
【原因②:血管運動性鼻炎】
お風呂に入ったりスポーツをしたりした時に突然出るのが、このタイプの鼻血です。
上記のような状態で温度変化があるときに鼻が敏感になり、衝撃が加わると鼻血が出てしまいます。
【原因③:乾燥】
冬の乾燥した時期に鼻血が出やすいという方もいるのではないでしょうか?
鼻の内側の粘膜は非常に傷つきやすく、乾燥した状態で鼻をかんだりすると毛細血管に直接衝撃が加わる状態になります。
そうなると、ちょっとしたことで毛細血管が切れ、鼻血が出やすくなります。
乾燥の時期にはなるべく鼻をこすったり必要以上にかんだりと、刺激を与える行為を控えるようにしましょう。
この3つの一般的な原因の他に病気が原因となる鼻血もあるので、上記の状態に当てはまらず、慢性化していて量も多いという場合には、病院で検査する必要があるかもしれません。
「鼻血が出てきた…」という時にティッシュを鼻に詰めるという方が多いのではないでしょうか?
実はあまり良い方法とは言えないのです。
それはなぜか知っておきましょう。
■ティッシュで鼻血を止めるのはよくない?
鼻血が出るとティッシュを詰めるというのは一般的ですが、実はあまりおすすめできない方法です。
なぜなら鼻血が出た鼻の粘膜はとても傷つきやすく、鼻血が止まった後にティッシュを取ろうとして、さらに傷つけてしまう可能性があるからです。
ティッシュを詰めるのは鼻血を垂らさない一時的な応急処置に留め、止血のためにずっと詰めておくのは避けましょう。
それでは正しい鼻血の止め方はどういった方法なのでしょうか?
■正しい鼻血の止め方とは?
それではどのように鼻血を止めるのが正しいのでしょうか?
正解は、外から触って骨がなくて硬くなっている「小鼻の部分」をつまんで圧迫するという方法です。
鼻血の様子に応じて早いと1分程、大抵は5分程抑えておけば、大抵の鼻血を止めることができます。
15分以上止まらない場合には外科的な処置が必要な場合もありますから、病院に行って処置してもらうようにしましょう。
■チョコレートで鼻血が出やすくなる?
昔からチョコレートをたくさん食べると鼻血が出るとよく耳にしますが、それは事実なのでしょうか?
実はチョコレートが原因で鼻血が出やすくなる医学的根拠はありません。
稀にチョコレートを食べた直後に鼻血を出したという人はいますが、チョコレートとの直接的な関係はなく、栄養のバランスが崩れて体調が急に変化したことにより鼻血が出たと考えられます。
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