低温やけどの症状とは?三段階の程度別にお伝えします!
「低温やけどってどんな症状が出るの??」
小学生の頃にストーブの前に長時間いて、低温やけどを起こした経験があります。
ストーブの前にいる時には、「熱い!」という感覚は全く感じませんでした。しかし、時間が経ってから皮膚が赤くなり、ヒリヒリしてきたのです(;_;)
こんな症状のことを低温やけどと言います。私の場合は軽症でしたが、程度が酷いと大変なことになりかねません。
そこで気になるのが・・・
低温やけどの症状
実は、症状には三つの段階があります!段階別にお伝えしていきますね(^^)
今回は低温やけどの症状について見ていきましょう!
■第一段階:赤み・ヒリヒリ
第一段階の程度は軽度。
皮膚の赤みやヒリヒリが起こるのが、この段階の特徴です。
やけどは皮膚層が損傷する深さによって、重症度が決まります。赤みやヒリヒリといった症状の場合は、やけどが深くまで達していない段階。
表皮という浅い部位のみの損傷であるため、心配する必要はありません。やけどの跡は残らず、数日で自然に治ります。
第一段階は、熱いものを一瞬触ってしまった時によくある一般的なやけどに近い状態です。
しかし、さらに段階が進むと、痛みや水ぶくれが生じるようになります。
続いて二段階目について見ていきましょう!
■第二段階:痛み・水ぶくれ
第二段階の程度は中等度。
痛みが強くなり、24時間以内に水ぶくれが形成されます。赤みもさらに増してきます。
表皮の下の真皮という部位まで損傷している段階です。痛みが強くなるのは、表面だけではなく皮膚の奥まで損傷しているから。
この段階の低温やけどは、やけど後のケアがとっても大切です!
適切な治療をすれば、跡が残らずきれいに治すことができます。しかし、適切な治療をしなかった場合には、やけどの跡が残る可能性も。
水ぶくれが出るため、自分自身の判断で処置をするのは危険を伴います。医療機関に行き、医師の指示に従って治療をするようにしましょうね!
最近は、浸潤療法という傷を乾燥させずに潤わせる治療法が選択される場合が多いです。痛みが少なく、傷跡が残りにくい方法だと言われています。
やけどの跡は残したくないですよね(^^)
続いては、低温やけどがさらに重症化した場合の症状です。
第三段階は、通常のやけどではなかなか起こりにくい段階。しかし、低温やけどの場合には気付くのが遅れがちであるため、気付かぬ間にこの段階に至ってしまう可能性があります。
最も注意するべき第三段階について見ていきましょう!
■第三段階:皮膚の変色
第三段階の程度は重度。
皮膚が黄白色~黒色に変色するのが特徴です。
第三段階では、皮下組織まで損傷が到達します。つまり、皮膚の層全てが損傷を受けている状態だということ。
目視でも、ひどい状態だとはっきり分かる程のやけどです。
痛覚という痛みを感じる部分も損傷されるため、痛みを感じることはできません。
この段階まで至ると、自然治癒は望めません。損傷の度合いが酷いため、治療をしてもやけどの跡が残ってしまいます。
皮膚が壊死している状態のため、専門的な治療が必要です。
代表的な治療法が植皮!自分の体の他の箇所から皮膚を採取して、やけどを起こしている部分に移植する方法です。
自分の皮膚とはいえ、手術を行うことになるので、ちょっと怖いですね(^_^;)
第三段階に至らないようにするには、低温やけどを起こさないようにすることが大切!
低温やけどは、ちょっと触ったくらいではやけどに至らない低温熱源の長時間の接触によって起こります。湯たんぽ・ストーブ・ホットカーペット・コタツ・温風ヒーターなどです。
低温やけどは、いつの間にかやけどが深くなっていくことが危険なところ。
上記のような症状を引き起こさないためにも、同じ箇所に暖房器具を長時間当てないようにしていきましょうね!
■まとめ
低温やけどの症状について振り返っておきましょう。
◎ 第一段階(軽度):赤み・ヒリヒリ
◎ 第二段階(中等度):痛み・水ぶくれ
◎ 第三段階(重度):皮膚の変色
低温やけどは程度によって、赤み・ヒリヒリから皮膚の壊死までの症状が出ます。第二段階(中程度)以上だと、やけどの跡が残る可能性があるので、注意が必要!
低温やけどで怖いのは、熱いという感覚を感じずにやけどが進行してしまうこと。そのため、同じ箇所ばかりを長時間温め続けないことが大切です。
私が低温やけどを起こした時には、第一段階であったため、大事に至らずに済みました!この経験をしてから、ストーブの前に行くのが怖くなった記憶があります(^_^;)
低温やけどの症状を把握し、暖房器具の取り扱いには十分注意していきましょうね!
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