乾燥肌のかゆみ…クリームはどういうものを使えばいい?
肌の悩みと言えば「乾燥」を挙げる方も少なくないと思います。
乾燥がひどくなると、肌のかゆみの症状が現れる場合もあります。
クリームなどの化粧品を上手く使って対処したいものですが、どのように選んだらいいのでしょうか?
今回は乾燥肌のかゆみに効くクリームの選び方をご紹介します。
目次
■乾燥肌の原因は?
乾燥肌には元々の体質や加齢によるものなどの原因がありますが、実は日常行っているスキンケアに問題があり、乾燥肌を悪化させてしまっている可能性もあります。
そのため、スキンケアの方法を改善するだけでも回復が見られるかもしれません。
メイク用品やスキンケア用品等の化粧品に含まれる界面活性剤が、肌のバリア機能を破壊してしまい、天然保湿因子やセラミドなどの細胞間脂質が流出して乾燥肌が生じるということがよくあります。
また、熱いお湯で洗ったり、洗うときにゴシゴシこすったりすることも肌のうるおい成分を失わせる原因となります。
肌が乾燥すると、かゆみが出てくる場合があります。
乾燥肌のかゆみの原因について見ていきましょう!
■乾燥肌でかゆみが出るのはなぜ?
乾燥肌はどのようなメカニズムでかゆみを感じるようになるのでしょうか?
乾燥状態の肌はバリア機能が失われており、少しの刺激にも敏感になっています。
弱っている肌は、かゆみを伝える知覚神経線維が真皮まで侵入し、かゆみを感じやすくさせてしまいます。
そこに髪の毛や衣服が触れたり、化粧品の刺激が加わったりすると、かゆみが生じてしまうのです。
正常な肌には何も感じない刺激でも、乾燥状態の肌にとっては大きな刺激となってしまいます。
また、乾燥状態の肌は通常の肌に比べPHがアルカリ性に傾いており、細菌が繁殖しやすいこともかゆみの原因となります。
乾燥肌でカサつくし、かゆいしで早く治したいですよね。
乾燥肌のかゆみにはクリームが効果的です。
乾燥肌のかゆみ対策のクリームをご紹介していきます。
■乾燥肌のかゆみに対するクリームは?
かゆみを感じる時にはどんなクリームを使ったらよいのでしょうか?
乾燥が原因のかゆみには、「乾燥肌用クリーム」を選ぶと効果的です。
特に乾燥やかゆみの炎症を一時的にしのぐだけではなく、乾燥しやすい肌質そのものを改善してくれるクリームがおすすめです。
ここでは特におすすめのクリームを3つご紹介したいと思います。
【① ムヒソフトGX】
ムヒソフトGXにはかゆみ肌修復補助成分「パンテノール」が配合されており、かゆみを止めるだけではなく、肌のバリア機能を高める効果があります。
炎症を抑えるだけではなく、新陳代謝を高めて、肌細胞を活性化させてくれるので、かゆみをぶりかえさない肌に改善していくことができます。
【② ケラチナミンコーワ乳液】
保湿成分の尿素20%配合のしっとりとしたクリームです。
尿素には体内の水分を乾燥している部位に集める働きがあり、そこをクリームの肌保護成分がベールになって覆うことでしっかりと保湿することができます。
かゆみを抑えると同時に、かゆみが出にくい肌へと改善していくのに効果的です。
【③ ワセリンHG】
保湿力が高く刺激が少ないため、赤ちゃんや敏感肌の方でも安心して使えるクリームです。
乾燥を予防し肌を保護する働きがあるため、化粧水や乳液を付けた後に肌の表面を覆うように薄く伸ばして使うと効果的です。
■最後に
今までクリームを使わずに乾燥肌のかゆみを我慢されていた方もいると思いますが、クリームで治り方が断然変わってくるのでくるので、是非試してみましょう!
ただし、炎症があったり、赤みがかゆくて我慢できない程である場合には、ステロイド外用薬を使用した方が良い可能性があります。
その場合は、皮膚科を受診し、ステロイド外用薬を処方してもらいましょう。
タグ:乾燥肌