遺伝子検査でがんをチェック!キットを使ってみた!
がんには生活習慣など様々な要素が関係していますが、遺伝も一つの要素となっています。
親族でがんになった人が多いと、よく「がん家系だからがんにかかりやすいかも」「将来に備えてがん保険に入っておかなくては…」ということを聞きます。親族の中でがんになった人がいる場合、気を付けた方がよいというのは事実ですよ。
現在は技術の進歩によって、がんになりやすいかどうかのリスクを簡易に調べられるようになりました!それは…
検査キットを使用した遺伝子検査
コレです。
「遺伝子検査は保険がきかなくて数十万円もするんじゃないの?」と思われるかもしれませんが、個人向けの検査キットの登場によって、安価で遺伝子検査を受けることができるようになりました。
しかも、手間は唾液の採取だけで個人的な負担が少ないため、これで「自分ががんになりやすい体質か」が分かればメリットは大きいと思います。
実際に遺伝子検査を受けて、がんのリスクをチェックしてみました!
どういう形式でがんのリスクが紹介されるのかをご紹介していきますね。
今回はがんのリスクを計る遺伝子検査についてご紹介します。
目次
■遺伝子検査でがんのリスクか調べられる?
遺伝子検査について簡単にご説明しますと、遺伝情報を作っているDNAの配列順序を調べて疾患のリスクを読み取る検査のことです。
近年では価格が下がり、検査キットによって個人でも簡単に検査できるようになりました。
MYCODEという検査キットはネット上で購入して検査を行い、解析結果のレポートを受け取ることができるシステムになっています。
検査項目としては、胃がん・肺がん・乳がん・食道がん・大腸がんなど約40種類のがんにかかるリスクを日本人の平均と比較して確認することができます。自分がどのくらいがんになるリスクがあるかが数値でわかるのです!
申込後3日ほどで届くキットを返送してから約3~4週間ほどで解析結果が届きます。
何かきっかけがなければ、なかなか検査に踏み切れない方も多いと思います。
そこで特に検査を受けるのをおすすめしたいのはどんなタイプの人かをご説明したいと思います。
■実際にがんのリスクを調べてみました!
今のところ親族ががんになったことはありませんが、自分自身ずっと健康でいたいという思いが強いため、遺伝子検査を受けてみました。
私の場合は胃がんになるリスクが高いようです(>_<)
なんと日本人平均の1.62倍という結果が・・・グラフを見ても高すぎるんじゃないかというくらい突出していました(>_<;)
「これからどういう対策をすればよいのだろう?」と思った際に、その疾患のリスク要因がきちんと記載されています。
胃がんの場合だと、飲酒・喫煙・塩分が胃がんになるリスクを高めるとあるので、これから飲酒と塩分の節制を意識した生活をしていこうと思います。
こういったリスクに気づくことができただけでも、検査を受けてよかったなぁと思いました。
■遺伝子検査を受けるべき人とは?
こんな2タイプの方は遺伝子検査を受けることを特におすすめします。
① 早めにがんの予防や対策を立てたい人
健康に日ごろから気を遣っていたり、不安がある人はこのタイプに当てはまると思います。
自分が遺伝的にどんな「がん」にかかりやすいかを知ることで、発病前に病気を理解して予防や治療において積極的になれるというのが大きなメリットです。
② 親族をがんで亡くしている人
がん体質は遺伝する場合も多いので、親族にがんの人がいる場合には検査によって遺伝的にがんになりやすいのかを把握しておくと良いかもしれません。
自分自身の体質を知っておくことは発症のリスクを減らすため、生活習慣を見直し健康への意識を高めるのに役立ちます。
このようにメリットのある遺伝子検査ですが、受けるにあたって注意しておきたい点もあります。
続いてご紹介していきますので、受ける時には覚えておきましょう。
■遺伝子検査を受ける際の注意事項とは?
遺伝子検査を受ける際注意したい3つの点をご紹介します。
注意事項①:健康な人向けのサービスであること
遺伝子検査は今がんがあるかを調べるものではなく、あくまでリスクを調べる検査です。
もし、現在実際にがんが疑われる症状がある場合には、病院で検査してもらうようにしましょう。
注意事項②:結果は予防の目安としてとらえること
検査結果はあくまでも目安であり、高い数値が出ても必ずがんになるというわけではなく、逆に数値が低くても絶対にがんにならないという意味でもありません。
また、検査結果を見て、それで納得して終わってしまっては意味がありません。
これから患うかもしれないがんのリスクを知って、今後の生活習慣の対策などに役立てる目的で検査結果を活用するようにしましょう。
注意事項③:恐怖やストレスになることも
病気のリスクを知って結果を受け止められない場合、落ち込んでしまう可能性もあります。
しかし、検査結果は遺伝子的な見地からのリスクというだけであって、実際にがんが発見されたというわけではないので、「リスクに立ち向かって生活習慣を改善しよう」というように前向きに受け止めるようにするとよいでしょう。
■まとめ
遺伝子検査によってDNAの配列順序を調べて、がんのリスクを調べることができます。
昔は医療機関で高額な費用がかかりましたが、近年では技術の進歩によって価格が下がり、検査キットによって個人でも簡単に検査できるようになりました。
胃がん・肺がん・乳がん・食道がん・大腸がんなど約40種類のがんになるリスクを調べることができるので、がんを未然に防ぐためにも遺伝子検査受けることは意義が大きいと思います。
特に、
- 早めにがんの予防や対策を立てたい人
- 親族をがんで亡くしている人
にとっては非常に有益な情報になると思います。
ぜひ自分の健康管理のためにも、一度遺伝子検査を受けてみてはいかがでしょうか?
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タグ:遺伝子