遺伝子検査のメリット・デメリットとは?
最近様々な場所で注目されている遺伝子検査。
遺伝子検査は自分の体質や病気のリスクが数値ではっきりとわかる方法です。
それにより、自分の体に合った食事や運動を効果的に行うことができるとともに、リスクが高いことがわかった病気を未然に防ぐことができますね。
ハリウッドスターであるアンジェリーナ・ジョリーさんも遺伝子検査を受けて、乳がんになるリスクが高いことが発覚し、乳がんを未然に防ぐために、乳腺除去手術を行ったことを自ら公表して大きな反響を呼びました。
このように、遺伝子検査は大きなメリットがありますが、注意をしなければならないこともあります。
遺伝子検査のメリット・デメリットはどういったものがあるのでしょうか?
目次
■遺伝子検査のメリット・デメリット
遺伝子検査のメリット・デメリットにはどういうものがあるのかをみていきましょう。
【遺伝子検査のメリット】
一度出た検査結果は一生ものですので、生涯にわたって健康に注意ができる事です。
さらに、これからの健康対策に役立ちます。
自分の生活習慣の見直しや病気のリスクを減らすことができるのは、とても役に立つものです。
がん・心筋梗塞・糖尿病など自覚症状がない病気に対してのリスクがわかるのは、非常に大きなメリットです。
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ただし、気をつけなければならないこととして、遺伝子検査によって病気のリスクが分かっても、それだけでは病気を防ぐことはできないことです。
検査結果から、自分の生活で改めなければならない事項を見つけて実践する必要があります。
【遺伝子検査のデメリット】
もし自分の遺伝子になんらかの問題が合った場合、それを受け止めるのはかなりの覚悟が必要になる点です。
結果はパーセンテージで表されますので、高ければ高いほど心配になってストレスがたまってしまいます。
また、これからの生活に重大な影響をおよぼすことも考えられ、結婚や出産に消極的になることが考えられます。
また、究極の個人情報でも有りますので、万が一漏洩した場合、会社から辞職を迫られることや、保険料が高くなるというリスクもあります。
それに伴い、差別や偏見といった社会問題に発展する危険性も考えられます。
■実際に遺伝子検査を受けてみました!
私が受けたのは、DeNA社の遺伝子検査『MYCODE』です。
いろいろな会社のホームページを見てみましたが、病気と体質に関する項目が全部で280個と非常に豊富であるため、MYCODEを選びました。
少々出費はかさみましたが、自分の健康管理が出来るのであれば良い買い物であると信じて下記のフルパッケージ購入しました。
① 病気の発症リスク
「病気の発症リスク」の項目ではがんや生活習慣病などの150種類もの病気の発症リスクを確認でき、日本人の平均と比較してどれくらいなりやすいかが数値で表示されます。
私の場合は脂質異常症になりやすいようです(>_<)
② 体質の遺伝的な傾向
見た目、食習慣、血液・代謝といった体質的な遺伝情報130種類がわかります。
「そうだよなぁ」と納得できる項目がある一方、身長などの項目に関しては「あれ?」というものも若干ありました。
あくまで遺伝的な傾向なので、ひょっとしたら自分の生活習慣が良くなかったのかもしれません。
炭水化物や脂質などの摂取傾向もありましたので、「唾液からここまでわかるんだなぁ」と感心してしまいました。
■まとめ
遺伝子検査のメリット・デメリットを理解した上でデータを活用することが重要です。
・自分がなりやすい病気のリスクがわかる
・生活習慣の見直しとこれからの健康対策ができる
・良くない結果があった場合のストレス
・個人情報が漏えいした場合のリスク
上手に活用すれば、最先端の予防医学であるため、大変有用な手法です。
健康本やテレビ番組を見るよりも、自分の遺伝的傾向なので当事者意識がわき、健康について考える良いきっかけとなったので、個人的には遺伝子検査を受けてよかったと思っています。
ぜひご自身や家族の健康のために、遺伝子検査を受けることを検討してみてはいかがでしょうか?
タグ:遺伝子