風邪の治りかけで咳が止まらない!考えられる3つの可能性とは!?
「風邪の治りかけだけど咳が止まらない…どんな可能性があるの??」
やっと風邪の他の症状が落ち着いてきたのに、咳だけが止まらないと不安になりますよね。
私も風邪の治りかけなのに、なぜか咳が続いたことがありました(泣) 4~5日程経過したら治ったので、重い症状ではありませんでしたが、場合によってはやっかいな症状に移行する可能性があります。
そうならないように、あらかじめどういったことが考えられるのかを把握しておきたいものです。そこで、
風邪の治りかけで咳が続く場合の可能性
この可能性を知っておきましょう。それは主に3つ考えられます。
咳だけの症状とはいっても、長引くと体力を奪われたり生活に支障を来すものです。そこで、風邪の治りかけなのに咳が止まらない場合の可能性を見ていきましょう。
■風邪の治りかけで咳が続く可能性とは?
風邪の治りかけで咳が止まらない場合には、どういったことが考えられるのでしょうか。その可能性は主に3つ。
- 風邪のウイルスが体内に残っている
- 新たなウイルスに感染した
- 咳喘息に移行した
それぞれの可能性について詳しく見ていきましょう。
可能性①:風邪のウイルスが体内に残っている
他の症状が治まっていたとしても、風邪のウイルスによって咳が出ている可能性があります。
咳には体内にある異物を排出しようとする働きがあります。そのため、咳が出続けているということは、体内に風邪のウイルスが残っている可能性があるということ。
ウイルスを体から追い出そうと気道が刺激されて咳が出るというのは、自分自身の体を守ろうとする免疫反応によるものなのです。
可能性②:新たなウイルスに感染した
新たなウイルスに感染し、別の風邪を引いてしまったという可能性も考えられます。
そもそも、ウイルスに感染した体は免疫力が低下している状態にあります。風邪の治りかけの頃は、特にウイルスなどの外敵と闘う喉や気管の粘膜は回復しきれていないものです。
そこに新たなウイルスがくれば、健康な時よりも簡単に侵入を許してしまいます。前の風邪は治っているのに、新たな風邪を引いたため、咳が続いているという可能性があります。
ダメージを受けて弱っている体が別の風邪を引いてしまっているということもあるのです。風邪の治りかけの期間は新たなウイルスに感染してしまわないように、いつも以上に注意する必要があります。具体的には、
- 人混みはなるべく避けること
- 手洗いうがいを徹底すること
- 早寝をして免疫を高めること
- マスクを着用すること
これらを心掛けていきましょう。新たなウイルスに感染するリスクを下げることができます。
風邪の治療には次の風邪を引かないように予防することも含まれる、ということを覚えておきたいですね。
可能性③:咳喘息に移行した
風邪をひいたあとに2~3週間以上、咳が続くことがあれば、咳喘息に移行している可能性が考えられます。咳喘息とは気道が狭くなり、様々な刺激に過敏に反応して咳の発作が起こりやすくなる状態のことを言います。
空咳がひたすら続き、夜中や朝方に咳が出続けて眠れないということも。風邪に併発して起こることが多く、痰や発熱などの症状はほとんどありません。
気管支喘息との異なる点は、呼吸が苦しいという症状は出ないということです。しかし、放っておくと気管支喘息に悪化してしまう場合があるので、咳の症状だけだからといって放っておくのは禁物です。
一番良いのは医療機関にかかって適切な対処を行い、慢性化するのを防ぐことです。咳が2~3週間続いていれば、呼吸器科や耳鼻咽喉科などの専門医で詳しく診てもらうようにしましょう。
■まとめ
風邪の治りかけで咳が止まらない場合に、考えられる可能性について振り返っておきましょう。
① 風邪のウイルスが体内に残っている
② 新たなウイルスに感染した
③ 咳喘息に移行した
単に咳が続くと言っても、考えられる可能性がこのようにあるのです。
風邪の治りかけは免疫力が特に低下しているため、油断は禁物。風邪が治ってきたからもう大丈夫だと安心せず、完治をさせることが大切です。
安静にしていれば快方に向かいますが、咳喘息に移行すると医療機関を受診する必要が出てきます。咳が2~3週間続いていれば、呼吸器科や耳鼻咽喉科といった専門医で詳しく診てもらうことをおススメします。
風邪の治りかけには、十分注意をしていきましょうね。
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