帯状疱疹の治療期間とは?薬によって短くなる!?
「帯状疱疹になると、どのくらいの期間治療しなきゃいけないの??」
前回記事でも紹介した私の友人ですが、長い期間、帯状疱疹と闘っていました。お見舞いに行ったのですが、見てて非常に辛そうでした^_^;
帯状疱疹というと、なかなか治らないイメージがありますよね。実際、いつまで治療が必要なのか気になるところだと思います。そこで…
帯状疱疹の治療期間
はどのくらいなのかをリサーチしました!大体の治る目安がわかれば、精神的にも安心できますよね。
また、対処が早ければ、なんと治療期間を短縮することができるのです!その対処についても一緒に見ていきましょう。
それでは、帯状疱疹の治療期間についてお伝えしていきますね。
■帯状疱疹を治療する期間はどのくらい?
帯状疱疹の治療期間は具体的にどのくらいなのでしょうか?それは…
3週間〜1か月程度
です。結構長いですよね (>д<)
この長い期間は、早期治療によって大幅に短縮することができます。それは、薬を服用すること!帯状疱疹は薬を服用しなくても自然に治癒するものですが、治るスピードは断然違うんですよ。
薬を服用すると、どのくらいの治療期間になるかというと・・・なんと、
7〜10日程度
に短縮されます。症状が酷くならずに済むため、体への負担が少なくなります。
ただし、薬が効果を発揮するために、発疹が出てから3日以内に服用することが推奨されています。
薬を服用しない場合だと、治るまで3週間〜1か月程度もかかるため、早い段階で治療を受けることが大切です。薬で早く治療することで肌に跡が残ったり、重症化することを防ぐこともできます。
帯状疱疹を早期に治療する重要性について、分かりやすい動画があるので、下記もご参照くださいませ。
帯状疱疹の治療には、どのような薬を服用することになるのでしょうか?続いて、帯状疱疹の治療薬についてお伝えしていきますね。
■帯状疱疹の治療薬とは?
帯状疱疹は基本的に抗ヘルペスウイルス薬によって治療します。
抗ヘルペスウイルス薬は主に「ファムビル」と「バルトレックス」という薬が使われます。これらの薬はウイルスを殺す薬ではなく、ウイルスの増殖を抑える薬です。
効果が現れるまでに、2日ほどかかります。そのため、服薬してすぐに効果を感じないからといって、自己判断で薬を止めたり増やしたりすることがないようにしましょうね。
これらの薬は、インフルエンザのタミフルやリレンザといった薬のように、ウイルスが増殖している最中に飲まないと効果が出ないのが特徴。
ウイルスの増殖を抑えることが目的の薬なので、早ければ早い方がいいです。発疹が現われてから3日以内に服薬を始めることで、高い治療効果が期待できます。5日を過ぎると治療効果は、期待できなくなってしまうので、早めに病院を受診しましょうね!
上記でご紹介しているファムビルとバルトレックスですが、この2種類の薬にはそれぞれちょっとした違いがあります。
続いて、その違いについてもご紹介したいと思います。
■ファムビルとバルトレックスの違いとは?
帯状疱疹の治療薬として処方される「ファムビル」と「バルトレックス」ですが、特徴が異なります。
それぞれの薬の特徴をご紹介していきますね。
- 2008年に発売された薬
- 適応する疾患は帯状疱疹と単純疱疹の2つ
- 小児は服用できない
- 副作用は頭痛、眠気、下痢など(いずれも頻度は低い)
- 2000年に発売された薬
- 適応する疾患が豊富(帯状疱疹や単純疱疹、性器ヘルペスの再発抑制や水痘など)
- 小児が服用できる
- 副作用は頭痛、眠気、下痢など(いずれも頻度は低い)
どちらも帯状疱疹に有効な治療薬であることに変わりはありません。症状の重症化を防ぐためにも、早い段階で服用することが効果的です。
どちらの薬になるかは医師次第です。医師の診察を受けて、決められた用法・容量で服用することが大切ですよ。
■まとめ
帯状疱疹の治療期間について振り返っておきましょう。
帯状疱疹の治療期間は、
3週間〜1か月程度
薬を服薬すると、
7〜10日程度
に短縮される!
薬の服用が効果的なのは、どんなに遅くとも発疹が出てから5日以内。帯状疱疹の症状が重症化しないためにも、「3日以内の服薬」が勧められています。
友人はまさか帯状疱疹とは思わず、治療を開始するのが遅れて、この期間を過ぎてしまいました^_^;
早く治療を開始することによって、症状の悪化を防ぐとともに治りも早くなります。症状が悪化すると、夜も眠れないくらい激しい痛みを伴うこともあります。
そうならないように、皮膚の状態が少しでもおかしいと感じたら、早い段階で皮膚科を受診しましょうね!
⇒ 帯状疱疹の痛みが出る期間とは?ピーク時も注意!
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