秋の頭痛の原因とは?効果的な対処法を紹介!
「秋になってから頭痛がやけに多いな・・・」
私の友人が秋の頭痛に悩まされていました。元々頭痛持ちではありますが、秋になって特に頻度が多いということでした。
秋は一見過ごしやすそうな気候でも、
頭痛の原因がある季節
なのです。
どうして秋に頭痛が多くなるのでしょうか?辛い頭痛の原因がわかれば、それに合わせた対処が出来ますよね。
そこで今回は秋に頭痛が起こりやすくなる原因について詳しくお伝えしていきますね。
目次
■秋の頭痛の原因とは?
秋の頭痛の原因は主に2つあります。それは…
- 気温の変化
- 気圧の変化
これらに共通することとして、体内の自律神経の働きと関係があります。
自律神経には、無意識にしている呼吸・体温調節・消化などの他、血管の拡張や収縮を調整する役割があります。自律神経は交感神経と副交感神経が交互に作用することで、機能を活発にしたり抑えたりする仕組みとなっています。
「気圧の変化」「気温の変化」が激しいと、自律神経が不安定になりやすいのです。この自律神経の乱れが、
血液の流れ
に影響を及ぼすのです。つまり、血管の拡張・収縮によって血液の流れが不安定になり、頭痛を感じるということ。
秋は「気圧の変化」「気温の変化」が激しいため、頭痛が起こりやすい季節なのです。
気圧と気温は具体的にどう頭痛と関係しているのでしょうか?続いてそのメカニズムをお伝えしていきますね。
原因①:気圧の変化
秋の気候は天気が変化しやすく、低気圧の日が多いのが特徴です。
低気圧によって頭痛が発生する理由として、次のようなメカニズムがあります。
気圧が低くなる
↓
自律神経が乱れる
↓
血管が拡張する
↓
血流が急激に変化する
↓
頭痛
気圧が低いと血管が拡張するというのは、山頂にお菓子の袋を持っていくことをイメージするとわかりやすいかと思います。外の気圧は低いのに対して袋の中の気圧が高くなり、袋が膨らみます。
人間の血管についても同じことが起こるのです。特に、血管や神経が敏感な人は低気圧の影響を受けやすくなります。低気圧によって脳の血管が拡張して、頭痛が起こりやすくなります。
気圧の変化の他に、もう一つの気温の変化も頭痛の原因となります。
続けて二つ目の原因をご紹介したいと思います。
原因②:気温の変化
秋は夏の暑い気候から冬の寒さへと移行する季節の変わり目です。雨の日が多かったり、台風が来ることも多いですよね。
このように気温の変化が激しいと、体の機能が追い付かず、頭痛が起こりやすくなるのです。次のようなメカニズムで頭痛が起こりやすくなります。
1日の気温の差が激しい
↓
自律神経が乱れる
↓
頭部の血管が膨張・収縮を繰り返す
↓
血液の量が不安定になる
↓
頭痛
特に、頭は常に外気に触れている部分なので敏感に反応しやすく、気温の変化の影響を受けやすいのです。
秋の頭痛はどう対処すればよいのでしょうか?気圧も気温も自分自身では変えることが出来ないですよね。
どうすればよいのかを見ていきましょう。
■秋の頭痛の対処法は?
秋の頭痛の対処は気圧と気温の変化に自分の体を対応させることがポイントです。
気圧の変化・気温の変化それぞれの対処法についてお伝えしていきます。まずは気圧の変化について見ていきましょう。
①:気圧の変化に対して
①-1:天気と気圧の変化を予測
天気や気圧の変化をチェックしておくと、頭痛の起こるタイミングを予測することができます。
そこでおすすめなのが「頭痛~る」のアプリです。
⇒「頭痛〜る」はこちらから
頭痛が起こりそうな気候の時には「頭痛警報」を出してくれます。それに合わせて外出予定をずらす対策を取ることができるので、活用すると便利です。
①-2:カフェインを摂る
カフェインには血管収縮作用があり、拡張した血管を抑える効果があります。そのため、カフェインを摂取すると、症状を軽くする効果があります。
カフェインはコーヒーや緑茶、紅茶に多く含まれています。頭痛の時に効果的な飲み物として覚えておくとよいでしょう。
①-3:頭を冷やす
痛い部分を冷やすことで拡張した血管を収縮させ、痛みを和らげることができます。ジェルシートや冷やしたタオルを使うと冷やしやすく便利です。
続いて気温の変化の対処法を見ていきましょう。
②:気温の変化に対して
気温の変化が原因の頭痛の場合は、体が感じる温度の変化を抑えること有効です。昼以外は気温が下がるので、体を温めることが効果的です。
体を温めるための効果的な方法は次の3つです。
②-1:食べ物
体を温める効果がある食べ物を積極的に取り入れていきましょう。
体を温めるのに効果的な食べ物が下記です。
- 根菜系:ごぼう・人参・山芋
- 薬味系:生姜・ネギ
- タンパク質系:肉・赤身魚
また、色の濃い野菜や寒い地方の人が好む食べ物も体を温める効果が高いです。
②-2:入浴
入浴によって体温を上げるには、38〜40度のぬるめのお湯に30分ほど浸かるのが効果的です。
38〜40度のお湯に浸かると、血行を促進する効果が大きくなります。血行が促進されると頭痛を抑える効果があるとともに、免疫力もアップさせることができます。
②-3:運動
体を温めるには運動も効果的です。一度に激しい運動をするよりも、軽めの運動を毎日継続することが効果的です。
特別に運動のために時間を取り分けなくても、日常生活で歩く時に早足を心がけるだけでも頭痛の対策になります。ウォーキング・ジョギング・サイクリングなどを1日15分程度行うと、より効果が高いです。
■まとめ
秋の頭痛の原因について振り返っておきましょう。
① 気圧の変化
② 気温の変化
これらに共通するのが血管の収縮や拡張によって、
血流が不安定
になるということ。頭痛の対処にはこの原因に対する対策をすれば良いのです。
私の友人は外回りの仕事をしているので、気温の変化が原因でした。食べ物・入浴・運動を意識するようになった結果、頭痛の頻度は相当減ったとのことです!
天気が悪い日に頭痛が起こりやすいのか、気温の変化によって頭痛が起こりやすいのかによって、適切な対処をしていきましょう!
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