カンピロバクターは人から人へうつる?その答えとは!
「カンピロバクターはうつるの?」
カンピロバクターによる食中毒は結構耳にすることが多いと思います。カンピロバクターは生の肉から感染することは有名ですが、
他人にうつるのかどうか
気になりますよね。
カンピロバクターに感染している人と「同じものを触る」「口移しをする」と、自分も感染するのか気になる方も多いと思います。インフルエンザのように人から人へうつる症状であれば、対策が必要になりますよね。
トイレから出られなくなるほど症状が辛いカンピロバクターには、感染しないようにしていきたいものです。
カンピロバクターの感染が人から人へ広がるのかを見ていきましょう!
■人から人へは感染するの?
カンピロバクターの感染力はとても強く、100個程度の菌量でも感染するとされています。しかし、乾燥に非常に弱いので、空気中で長期間生存することができません。
ですから、空気感染の心配はありませんし、人から人へ伝染することはめったに無いといわれています。というのも、小児は免疫力が弱いため、人との接触によって直接感染する恐れがまれにあります。
また、成人でも便を介して口に入った場合は、感染の可能性があります。他人の便に触れることはまずないため、
人から人へうつることはない
と考えて問題ないでしょう。
カンピロバクターによる食中毒は生の肉や、汚染された食べ物を摂取することによって発生します。
カンピロバクターにかかった時に、有効な対処法はあるのでしょうか?続いて見ていきましょう。
■カンピロバクターの対処法は?
健康な場合、ほとんどが自然治癒力によって快癒します。
下痢や嘔吐によって水分が抜けていきますので、水分の摂取は確実に行うようにしましょう。症状が重い場合は、点滴や食事療法、抗生物質の投与などの処置を受けます。
ただし、やってはいけない対処法があります。それは、
下痢止めを使うこと
どうして下痢止めを使うことをやってはいけないかというと、体内からカンピロバクター菌の排出を抑制してしまうためです。
私も2年前にカンピロバクターにかかったことがありますが、トイレから出られなくなったことを覚えています(+_+)
続いて私がカンピロバクターに感染した時の経過をご紹介しますね。
■カンピロバクターに感染した時の辛さ
カンピロバクターに感染した際には、発熱・下痢に苦しめられました。
状態が良くなるまで1週間程度かかりました。私がカンピロバクターに感染してどういう経過を辿ったかをご紹介します。
発症2日目・・・38度の発熱。腹痛・下痢がひどく、1日で10回以上トイレに行った。
発症3日目・・・腹痛・下痢はもっとひどくなり、20回以上もトイレに行く。ただし、便はほとんど水のような感じ。
発症4日目・・・トイレの回数は10回程度に減る。熱は下がって37度に。
発症5日目・・・腹痛・下痢はだいぶ治まる。数時間毎にトイレに行く程度になる。
発症6日目・・・腹痛は治まる。軟便気味かなという程度。
発症7日目・・・症状が回復
辛い1週間を過ごしたので、再度カンピロバクターにはかかりたくありません・・・
カンピロバクターにかからないようにはどうすればよいのかを見ていきましょう。
■カンピロバクターの予防策
感染しても免疫力が高い人は自然治癒力により治癒されますが、免疫力のないお年寄りや乳幼児は重篤な症状になることもありますので、注意が必要です。
カンピロバクター菌は低温に強いので、冷蔵庫中で長期間生存するため、冷蔵庫に保管していれば安心、という考えはしないようにしましょう。そして、お肉はしっかりと火を通して食べるようにしましょう。
生肉の中心部を75℃以上・1分間以上加熱
することが必要です。
多くの人が好きなレバ刺しや鶏刺しはビールに合うし、とても美味しいですが、きちんと加熱することが大切なので、生で摂ることは可能な限り避けましょう!
また、台所の衛生面には気をつけ、手洗いうがいをして規則正しい生活を心がけましょう。
■まとめ
カンピロバクターが人から人へうつるのかについて、もう一度振り返っておきましょう。
⇒ 人から人へうつることはない
ただし、感染者の便を介して菌が口に入った場合は感染する可能性がありますが、特殊なケースですので、無視しても問題ないでしょう。
カンピロバクターにかかると、本当に腹痛と下痢の症状が大変です。原因は数日前に火が通り切っていなかった鶏肉を食べたことでした・・・
カンピロバクターにかからないよう、肉はしっかりと火を通して食べることをおススメします!
⇒ カンピロバクターの症状とは?主な特徴はこの3つ!
今カンピロバクタウイルスが見つかり入院中で病院の個室で隔離されております。サイトで感染しないと知り担当医師とカンファレンスしようと思います。
健康の気になるあれこれ管理人のニシと申します。
コメントをいただきありがとうございます。
人から人へうつることは基本的にありませんが、便の処理には十分注意をしていきましょう!
健康の気になるあれこれ
管理人:ニシ