カンピロバクターの症状とは?主な特徴はこの3つ!
「カンピロバクターの食中毒にかかると、どんな症状があるの?」
カンピロバクターという細菌の名称は聞いたことがあっても、具体的な症状の特徴まではわからないという方も多いのではないでしょうか?
私は過去にカンピロバクターに感染したことがあります。その時は何が原因であるかを推測することが全くできず、不安で非常に苦しい思いをしました。
病院に行って検査を受けましたが、結果が出るのが5日間もかかったのです。カンピロバクターが原因だと結果が出た時には、すでに快方に向かっていたため、「正直遅いよ…」という気持ちに・・・
カンピロバクターの可能性を早く推測するためにも、具体的な症状を知っておきたいですよね。そこで、
カンピロバクターの主な3症状
をわかりやすくまとめてみました!
それではカンピロバクターの症状の特徴について詳しく見ていきましょう。
■カンピロバクターによる主な3症状とは?
カンピロバクターの症状はどういったものがあるのでしょうか?それは…
- 腹痛・下痢
- 嘔吐
- 発熱
です。
私がカンピロバクターにかかった時はこれら全ての症状が出ました。特に、腹痛と下痢がひどかったです。1日に20回以上もトイレに行った日も・・・
そんなカンピロバクターによる症状について1つずつ見ていきましょう。
症状①:腹痛・下痢
主な症状1つは腹痛と下痢です。この症状はカンピロバクターに感染すると、ほぼ確実に起こります。
カンピロバクターの場合、その症状が長期間に出るのが特徴です。腹痛は3~5日程度と長期間続きます。
また、下痢はひどいと1日10回以上に及び、2~4日ほど続きます。ただ、その際に下痢止めを使うことは避けましょう。それは、体内からカンピロバクター菌が排出するのを抑制してしまうからです。
症状②:嘔吐
嘔吐の症状はカンピロバクターに感染者の4割の人に起きるとされています。
下痢と嘔吐によって水分が急激に失われるので、注意が必要です。常温の水か白湯、スポーツドリンクなどを摂取することで脱水症状に対処するようにしましょう。
嘔吐がひどい時には無理に食事を摂るのではなく、水分摂取だけ気をつけて様子を見るようにしましょう。症状が落ち着いてきてから、おかゆなどの消化のよいものから少しずつ食べ始めるとよいでしょう。
症状③:発熱
カンピロバクターは発熱の症状もあるため、初期症状では風邪と間違えられることもあります。
同じく発熱の起こる食中毒としてよく知られるサルモネラ菌は高熱が出る場合が多いですが、カンピロバクターの発熱はそれほど高くならないのが特徴です。
カンピロバクターの場合、大抵微熱から始まり、37.5~38.5℃の発熱が起きるケースが多いです。40℃以上の高熱になることは基本的にありません。
ここまでで3つの主な症状をご紹介してきましたが、これらの症状は菌が体内に入った途端、すぐに現れるというものではありません。菌を摂取してから一定の潜伏期間(菌を摂取してから発症までの期間)があり、その後に症状が出るのが一般的です。
そのため、症状が出た場合には逆算して考えることで原因を突き止めることができます。そこで、カンピロバクターが体内に入ってからどのくらいで症状が出るのかも知っておきましょう。
■カンピロバクターの症状が出る期間とは?
カンピロバクターの潜伏期間は平均2〜3日と長めなのが特徴です。
すぐに症状が現れるわけではなく、初期症状から風邪だと判断しがちなので、腹痛・下痢・嘔吐といった症状も出た時には、カンピロバクターの可能性も疑うようにしましょう。
また、症状が1週間程度と長く続くのが特徴です。
菌が体から出きってしまえば症状は自然と治まりますが、下痢や嘔吐などで体力が奪われてしまい、重症化する場合もあるので、体の弱いお年寄りや小さな子供は特に注意が必要です。水分補給をこまめに行うよう気をつけて、脱水症状に陥らないようにしましょう。
時間が経てば自然に治る症状とはいえ、症状がひどい場合には病院で適切な治療を受けた方がよいでしょう。カンピロバクターに特効薬はありませんが、症状を和らげる薬を処方してくれます。
■まとめ
カンピロバクターの症状の特徴について振り返っておきましょう。
① 腹痛・下痢
② 嘔吐
③ 発熱
カンピロバクターによる食中毒は、人間の体が持っている自然治癒力で治りますが、これらの辛い症状に苦しめられます・・・
私の場合は、特に腹痛と下痢の症状に苦しめられました。数日間も腹痛と下痢の症状が続いたため、ひたすら横になっていた覚えがあります。
カンピロバクターに感染したかもと思った時には、これらの症状があるかを頭に入れておきましょう。
⇒ カンピロバクターは人から人へうつる?その答えとは!