寝るとよだれが垂れるのはなぜ?解消の3つのポイント!
朝起きた時や、居眠りして起きた時によだれが垂れていて困ったことはないでしょうか?
赤ちゃんであればかわいいで済みますが、大人がよだれを垂らしているのを見かけると、幻滅してしまいますよね。
特に、電車の中など人に見られる場面で寝てしまい、よだれが気づかぬ間に垂れてしまった・・・なんて恥ずかしい思いをしたなんて経験がある方も多いと思います。
よくよだれを垂らす人は「口が開かなければ、よだれが垂れることはないのに・・・」と意識はしても、目が覚めたら気づかぬ間に口が開いているパターンですよね。
実は寝る時によだれが出るのは、人に見られて恥ずかしいだけではなく、体にとってもデメリットがあります。
そこで今回は寝るとよだれが垂れる原因と、出ないようにする改善方法についてご紹介します。
目次
■寝るとよだれが出る原因は?
睡眠中のよだれの分泌は口呼吸と大きな関係があります。
寝ている時に口を大きく開けていたりして口呼吸になると、口の中が乾燥してしまうので、口の中を潤すためによだれが多く分泌されます。
口が開いていて寝ているために、止めることができずよだれが垂れるといことになります。
ただよだれが垂れて恥ずかしいということだけではなく、口呼吸には体にデメリットとなります。
なぜ口呼吸を改善する必要があるのか、その理由についてご説明したいと思います。
■口呼吸のデメリットとは?
口呼吸によるデメリットを2つご紹介したいと思います。
【デメリット①:細菌やウイルスが体内に侵入しやすくなる】
呼吸は口か鼻を通してしますが、鼻呼吸をする場合には、鼻毛がフィルターとなって不要なものを排除してくれますし、粘液が呼吸器官の湿度を保たせ細菌やウイルスの繁殖を防いでくれます。
ところが口呼吸の場合口を開けているため細菌やウイルスが直接体内に入りやすく、風邪をひきやすくなります。
口を開けていることで喉が乾燥しやすくなり、免疫力も弱まりやすくなります。
【デメリット②:口臭の原因に】
口臭の原因は口の中の細菌です。
口を開けて寝ていると乾燥しやすくなり、細菌が繁殖して口臭の原因となるため、起きてみるとなんとなく口が臭い、と感じる人は多いはずです。
こうしたデメリットを知るとぜひとも口呼吸を治さなければいけない、と思いますよね。
口呼吸は一つの生活習慣なので、自分の心がけ次第で簡単に改善することができます。
そこで今すぐに始められる口呼吸を改善する方法についてご紹介します。
■口呼吸を改善するポイント3選!
口呼吸を改善するのに役立つポイントを3つご紹介したいと思います。
【ポイント①:口周りの筋肉を鍛える】
口周りの筋肉が弱まっていることが口呼吸の原因となっている場合があります。
そこで普段意識して動かすことがあまりない口周りの筋肉を鍛えましょう。
上を向いて「あ・い・う・え・お」と大きく口を開けるエクササイズをしてみたり、ガムを噛むのも効果的です。
食事の時は良く噛んで食べる癖を身に付けるようにしましょう。
【ポイント②:鼻炎の改善】
鼻が詰まって息ができないと自然と口呼吸になりがちですので、鼻炎を改善することは根本原因の解決となります。
鼻炎はアレルギーや花粉症など様々な原因があるかと思いますので、病院に行って適切な治療をするようにしましょう。
鼻孔拡張テープなどを利用するのも一つの方法です。
【ポイント③:枕の高さの改善】
枕の高さがあっていないと気道が圧迫され呼吸がしにくくなり口呼吸になってしまうことがあります。
枕の適切な高さは横を向いた時に顔とベッドもしくは床が平行線になる高さです。
自分でよくわからない場合には、測ってくれるお店もあるので、お店の人に相談するとよいかもしれません。
■まとめ
寝るとよだれが垂れるのは「口呼吸」になっていることが原因です。
口呼吸になると、よだれが垂れるだけでなく、口の中が乾燥して風邪をひきやすくなるとともに、口臭の原因ともなります。
よだれが垂れる原因ともなる口呼吸を改善するために、
- 口周りの筋肉を鍛える
- 鼻炎の改善
- 枕の高さの改善
が効果的です。
口呼吸を改善し、寝るとよだれが垂れるということが起こらないようにしていきましょう!
タグ:よだれ
[…] 【参考文献】 ・KENKO JIMAN「睡眠中のよだれは健康の危険信号?」 https://www.kenkojiman.com/categories/body/articles/671/ ・Suits-woman,jp「朝目覚めると口元によだれ……よだれグセは直せますか?」 https://suits-woman.jp/suitsdiagnose/sleep/46410/ ・健康の気になるあれこれ「寝るとよだれが垂れるのはなぜ?解消の3つのポイント!」 http://kenko-arekore.com/archives/2501.html […]