冬のアレルギーの原因とは?知っておきたい2つの可能性!

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「冬になってなぜか鼻水やくしゃみなどの症状が続く・・・」

私の友人でこんな症状で悩む友人がいます。当時は原因が分からなかったため、「花粉症の時期ではないし、風邪をひいているわけでもないのになぁ…」と悩んでいました(>_<)

冬にくしゃみや鼻水などの症状が現れるとまず風邪を疑いますが、長い期間その症状が続くと、別の原因を考えなければなりません。しかし、冬は花粉症で苦しむ時期ではないし・・・

それは、もしかすると…

冬に起こりやすいアレルギー

のせいかもしれません。

 
冬のアレルギーの主な原因は2つあるので、あなたがどちらかのアレルギーに当てはまっていないかを見ていきましょう。また、この2つを区別する方法についてもご紹介していきます。

冬のアレルギーの原因と、その見分け方についてご紹介したいと思います。

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■冬にアレルギーを引き起こす原因とは?

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冬にアレルギー症状を引き起こす原因にはどういったものがあるのでしょうか?それは・・・

  • 寒暖差アレルギー
  • 通年性アレルギー

の2つ。どちらのアレルギーもあまり聞きなれないかもしれません(^_^;)

冬のアレルギーの特徴について、それぞれ詳しく見ていきましょう!

 

寒暖差アレルギー

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冬のアレルギーとして考えられる原因の一つは「寒暖差アレルギー」です。

寒暖差アレルギーとは、激しい気温差によって生じるアレルギーのことです。寒いところと暑いところを行き来したり、季節の変わり目などに生じる気温差がアレルギー反応を引き起こします。

寒暖差アレルギーは「アレルギー」との名前はついていますが、アレルギー物質によるものではなく、気温の変動による自律神経の誤作動が原因で起こるものです。

症状としては、鼻水・鼻づまり・くしゃみといった花粉症のような症状が見られます。ウイルスが原因ではないので、風邪のように発熱することや、黄色い鼻水が出るということはありません。

また、自律神経が乱れることが原因のため、イライラや不安感を感じやすいといった精神的な症状が現れる場合もあります。
 


※ 自律神経とは?

血管を広げたり狭めたりするといった機能を調整する働きがあり、自分の意思でコントロールすることはできません。活動中や緊張度が高いときに働く交感神経と、その反対の働きをする副交感神経があり、両者がバランスをとり合いながら働いています。

 
次に冬のアレルギーの2つ目の原因について見ていきましょう。

 

通年性アレルギー

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2つ目の原因として考えられるのは「通年性アレルギー」です。

花粉の飛散状況に左右される季節性のアレルギーとは異なり、通年性アレルギーはハウスダスト(室内のほこり)が原因となります。ハウスダストの主なものとして、ダニ・細菌・カビがありますが、特に多いのはダニによるアレルギーです。

冬になると暖房で窓を閉め切っているため、室内にハウスダストが飛びやすい環境となり、通年性のアレルギーの症状を感じやすい季節なのです。

症状としては、鼻水・鼻づまり・くしゃみなどがあります。鼻の調子がイマイチ、くしゃみが多いという状態が続くことが特徴です。

 
ここまででご紹介した2つの冬のアレルギーは、原因となるものは全く異なりますが、症状がとても似ています。

原因となるものが違うので対策も全く異なってきますが、症状が似ているので見分けるのが難しいと感じられるかもしれません。そこでこの2つのアレルギーを見分ける方法についてご紹介します。

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■寒暖差アレルギーと通年性アレルギーの見分け方

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寒暖差アレルギーと通年性アレルギーは症状が非常に似ているため、症状だけで2つのアレルギーを区別することは困難です。そこで耳鼻咽喉科で血液検査を受けると区別が可能になります。

血液検査によって見分けるポイントは・・・

アレルゲン(アレルギーの原因物質)に反応するかどうか

という点です!

 
寒暖差アレルギーであれば、血液検査での反応ありません。寒暖差アレルギーは服装に気をつけたり、体を温めることで体温の大きな変動を避けることにより、対処することができます。

通年性アレルギーであれば、原因となるアレルゲンに反応します。皮膚反応テストなどの検査も行えば、”カビ・ダニなど”より細かい分類で特定することも可能です。

通年性アレルギーの場合は、掃除機や空気清浄機などで対策をすることによって、アレルギー症状を軽減できる可能性が高いです。

 
自分が何のアレルゲンに反応するかを調べることは、冬のアレルギーに限らず様々なアレルギーの原因を突き止めることになるので、気になる方はぜひ血液検査を受けてみましょう。内科や耳鼻咽喉科などで検査をしてもらえますよ!

寒暖差アレルギーでお悩みの方は、こちらの記事もご参照くださいませ。
⇒ 寒暖差アレルギーの対処法とは?2つのポイントはコレ!

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■まとめ

冬のアレルギーの原因についてもう一度振り返っておきましょう。

<冬のアレルギーの原因はコレ!>
① 寒暖差アレルギー
⇒ 体が感じる温度差が大きいことが原因

② 通年性アレルギー
⇒ ハウスダスト(室内のほこり)が原因

 

寒暖差アレルギーとは、激しい気温差による自律神経の誤作動で生じるアレルギーのことです。アレルギーとなる物質が原因ではないですが、鼻水やくしゃみなどの症状が現れます。

また、通年性アレルギーはハウスダスト(室内のほこり)が原因で起こるアレルギーです。1年中起こる可能性がありますが、冬場は窓を閉め切ってハウスダストが遊しやすいため、起こりやすいのです。

2つのアレルギーを見分けるポイントは血液検査です。

◎ 寒暖差アレルギー:アレルギーの原因物質はない
◎ 通年性アレルギー:アレルギーの原因物質に反応する

自分のアレルギーの原因を突き止めるためにも、血液検査を一度受けてみましょう^^ 自分が予想をしていなかったアレルギーが発見できるかもしれませんよ!

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2 Responses to “冬のアレルギーの原因とは?知っておきたい2つの可能性!”

  1. vet より:

    記事を興味深く拝見させていただきました。
    質問させてください。

    ①血液検査でアレルゲンがあるかどうかがわかる、とのことですが、これは血液中のアレルゲンの有無を血液検査で調べる、ということですか?
    私の認識ではアレルゲンは体外の物質(花粉やハウスダストなど)で、それが体表の粘膜面などに接触し過剰な免疫反応(アレルギー反応)を引き起こすという認識なのですが。このためアレルゲンは血液中には存在しないと思うのですが。血液検査で特定のアレルゲンに対する特異的IgE抗体の存在を調べるということですか?

    ②通年性アレルギーであれば血液検査で原因となるアレルゲンが発見される、とのことですが、血液検査でアレルゲンを特定することは不可能だと思うのですが・・・血液検査ではあやしいアレルゲンをいくつか絞り込む程度ではないのですか?血液検査後にパッチテストやヒスタミン関係の検査を行わないとアレルゲンの特定はできないはずですが。

    ご回答お願いします。

    • NISHI より:

      vet 様

      コメントをいただきありがとうございます。

      ①について
      ⇒vet様のおっしゃる通りでアレルゲンはアレルギー反応を引き起こす原因物質であるため、血液中に存在するものではありません。誤っていた表記を訂正しました。

      ②について
      ⇒vet様のおっしゃる通り、血液検査のみで原因の特定までには至りません。「原因となるアレルゲンが発見されます」という表記は誤解を招く可能性があると判断し、表記を変更しました。

      貴重なご意見をいただき感謝いたします。

      健康の気になるあれこれ
      管理人:ニシ

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